※ 順位予想バトル(J1編)の参加者・26名分の順位予想の集計経過より
18位 : 京都サンガ 平均予想順位:15.19位→ 熊本との参入決定戦で引き分けて何とか「J1残留」を果たした京都の評価が最も低くなっており、26名の平均予想順位は15.19位となる。10位以内と予想した人はゼロ。厳しい評価になっているが16位以下と予想した人の人数も最多の17名(=65.4%)となる。降格候補の筆頭に挙げられるが後術するとおりで横浜FC・新潟・福岡との差はわずかである。今後の補強等によってランクが変動することは十分にあり得る。
不安視されるのは攻撃面になる。2022年は序盤戦でFWピーター・ウタカが爆発。その時に作った貯金を生かして自動降格を免れたがFWピーター・ウタカは契約満了。FWパトリック(G大阪)、FW一美(徳島)、FW木下(水戸)を獲得してU-21日本代表のFW木村勇(関西学院大)も獲得したが「誰が点を取るのか?」は見えてこない。GK上福元(→川崎F)の後釜のGKヴァルネル・ハーン(IFKヨーテボリ)もキーマンと言える。
17位 : アビスパ福岡 平均予想順位:14.85位→ 「飲酒運転騒動」や「フェアプレー問題」など様々な問題が噴出する中、何とか終盤に勝ち点を積み上げて「J1残留」を果たしたがFWフアンマ・デルガド(→長崎)、MFクルークス(→C大阪)、DF志知(→広島)の3人が流出した。 2022年の総得点はJ1最少の29得点だったが攻撃的な武器を持っていた3人が抜けて「攻撃力ダウン」が心配される。16名(=61.5%)が16位以下と予想しており、降格候補に挙げられる。
流出した3人の代わりとしてFW佐藤凌(東京V)、MF紺野(FC東京)、DF亀川(横浜FC)を獲得したが「この3人がどこまで流出した3人の穴をカバーできるのか?」にかかっている。守備的なポジションの入れ替えはDF志知→DF亀川くらい。DFグローリなどは残留したので守備に関しては計算できる。FWフアンマ・デルガドが抜けたので2022年は結果を残せなかったFWルキアンとFWジョン・マリに期待したい。
16位 : アルビレックス新潟 平均予想順位:14.77位→ 福岡と同様で16名(=61.5%)が16位以下と予想している。降格候補に挙げられるが2021年の徳島、2022年の磐田と2年連続でJ2王者としてJ1に昇格したチームが「1年でJ2降格」となっている。DAZNの参戦以降、J1とJ2の格差は大きく広がってJ2からJ1に昇格したチームが初年度のJ1で苦労する確率は年々高まっている。新潟にとっては2004年の時と同様で降格枠が「1」のみというのは非常にありがたい。
選手の入れ替えは最小限にとどまった。流出がほぼ無かったのは良かったが即戦力クラスの補強もMF太田修(町田)とDF新井直(徳島)の2人だけ。MFダニーロ・ゴメス(ポンチ・プレッタ)の加入が有力視されているがこの選手はアタッカー系の選手なので他のポジションと比べると充実したポジションの補強になる。ストライカーの補強のニュースが流れなかった点が低評価されている大きな理由の1つに挙げられる。
15位 : 横浜FC 平均予想順位:14.31位→ 新潟とは対照的に横浜FCは積極的な動きを見せた。DF亀川(→福岡)とMF齋藤功(→東京V)は流出したがFW小川航やGKブローダーセンなど主力の大半は残留。その上でMF高井(山口)、MFカプリーニ(ロンドリーナ)、MF新井瑞(ジル・ヴィセンテ)、MF坂本亘(熊本)、MF三田(FC東京)、MFユウリ(ヴァスコ・ダ・ガマ)、DFンドカ・ボニフェイス(東京V)、DF橋本健(山口)など即戦力クラスの選手を大量に獲得した。
大型補強を敢行して「ダークホース候補の1つ」に挙げられているが「レギュラー格の選手はほぼ残った。」とは言ってもこれだけ選手が入れ替わるとチーム作りは難しくなる。四方田監督の手腕に期待がかかる。注目はFW小川航になる。今オフの移籍市場の目玉の1人だったが横浜FCに残った。2022年のJ2で年間MVPに選出されるなど開花した大型ストライカーはJ1の舞台でどこまで結果を出せるだろうか?
14位 : 湘南ベルマーレ 平均予想順位:13.08位→ こちらもエースのFW町野が今オフの移籍市場の目玉の1人だったが湘南に残留。これは大きなニュースだった。昨オフに続いて湘南は効果的な補強が出来ており、GK谷(→G大阪)はレンタル終了となったが韓国代表のGKソン・ボムグン(全北現代)を獲得してカバー。アジア屈指のキーパーと評価されている25歳のキーパーを獲得できたのは非常に大きい。流出もMF瀬川祐(→川崎F)くらいにとどまった。
その他の新戦力はFW山下敬(FC東京)、MF小野瀬(G大阪)など。期限付き移籍だったDF杉岡が完全移籍に切り替わって湘南に残ったのも大きい。戦力UPに成功したので下位4チーム(横浜FC・新潟・福岡・京都)よりも評価は高くなっている。下位4チームとの差は大きくて湘南を16位以下と予想した人は5名(=19.2%)のみ。評価はまずまず高い。課題である得点力アップのためにはFW山下敬の頑張りが必要となる。
13位 : ヴィッセル神戸 平均予想順位:12.19位→ 開幕から11試合勝ち無しと大きく出遅れた神戸は秋以降に盛り返して終わってみると13位。FW大迫、FW武藤嘉などが力を発揮して「J2降格」を回避した。大逆転でのJ1残留だったがMFイニエスタを筆頭に主力の多くが30歳を超えており、高年俸の選手もたくさん。歪な構成になっている。人員整理が必要だったがDF小林友(→セルティック)、MF郷家(→仙台)が退団してMF小田(→ハーツ?)の移籍も確実となった。
クラブの未来を担うはずだった3人の流出は痛い。Jリーグ屈指のジョーカーであるMFジェアン・パトリッキ(C大阪)を獲得できたのは大きいがその他の補強はレンタルのMF齊藤未(G大阪)、テクニシャンのMF井出(東京V)、欧州帰りのMF川崎修(ポルティモンセ)、ベテランのDF本多(京都)になる。クラブの財政的な事情が心配になるレベルの補強である。平均予想順位は12.19位。苦戦すると予想する人が多くなっている。
表1. 順位予想バトル(J1編)の途中経過 (26名分)
ランク | クラブ名 | 平均予想順位 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位 | 9位 | 10位 | 11位 | 12位 | 13位 | 14位 | 15位 | 16位 | 17位 | 18位 |
13 | 神戸 | 12.19 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 1 | 0 | 2 | 3 | 4 | 3 | 4 | 3 | 2 | 1 | 0 |
14 | 湘南 | 13.08 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 2 | 1 | 3 | 5 | 3 | 4 | 3 | 1 | 1 |
15 | 横浜FC | 14.31 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 1 | 1 | 4 | 5 | 5 | 3 | 2 |
16 | 新潟 | 14.77 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 2 | 1 | 0 | 1 | 1 | 1 | 2 | 6 | 8 |
17 | 福岡 | 14.85 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 4 | 0 | 1 | 1 | 3 | 6 | 7 |
18 | 京都 | 15.19 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 0 | 2 | 2 | 8 | 6 | 3 |
順位予想バトル (2023年) ・・・ 受付期間 : 2023年1月3日(火)~2月16日(木) ・【投稿用フォーム】 順位予想バトル (J1編) (2023年) → https://form1ssl.fc2.com/form/?id=d891dd2db0db8597
・【投稿用フォーム】 順位予想バトル (J2編) (2023年) → https://form1ssl.fc2.com/form/?id=1d0624440ac55df6
・【投稿用フォーム】 順位予想バトル (J3編) (2023年) → https://form1ssl.fc2.com/form/?id=855132f3d67e69b7
★ 現在の投票数 → 81票
→ 最大で30人まで投票することができます。
→ 「コメント」のところは何も書かなくてもOKです。(投票可能です。)
関連エントリー 2023/01/07 【J1編】 順位予想バトル 2023年版 受付スタート (現在の参加者:67名)
2023/01/08 【J2編】 順位予想バトル 2023年版 受付スタート (現在の参加者:66名)
2023/01/09 【J3編】 順位予想バトル 2023年版 受付スタート (現在の参加者:25名)
2023/01/10 【J1編】 2023年の順位予想 ~13:神戸、14:湘南、15:横浜FC、16:新潟、17:福岡、18:京都~
2023/01/10 【J1編】 2023年の順位予想 ~7:浦和、8:柏、9:鳥栖、10:名古屋、11:G大阪、12:札幌~
2023/01/11 【J1編】 2023年の順位予想 ~1:川崎F、2:横浜FM、3:鹿島、4:広島、5:C大阪、6:FC東京~
2023/01/13 【J1編】 2023年のブレイク候補の若手プレーヤー (11位-20位) (独断と偏見で選んだ)
2023/01/14 【J1編】 2023年のブレイク候補の若手プレーヤー (1位-10位) (独断と偏見で選んだ)
2023/01/16 全エントリーの一覧 (2018年-2022年)
- 関連記事
-