■ 2023年のJ1の降格枠は「1.0」2024年からJリーグの各カテゴリーの構成数が大きく変わることに伴って2023年のJ1の降格枠は「1.0」となる。「最下位の18位にならなければOK」なので2023年はコロナの影響で降格ゼロのシーズンとなった2020年と同様で若手を積極的に起用するクラブが多くなることが予想される。オフの補強も加味するとC大阪・新潟・鳥栖・広島・FC東京などは若手をたくさん抜擢するシーズンになる可能性が高いと考えられる。
2022年の降格枠は「2.5」だった。なので降格枠が「1.0」になると相当な余裕が生まれる。そんな中で残留争いに巻き込まれる可能性があるのは新潟&横浜FCという昇格組以外では神戸・湘南・京都・福岡あたり。2022年は残留争いに巻き込まれたG大阪や名古屋などビッグクラブも油断はできないが「1.0」となるとおそらくは大丈夫である。鳥栖や札幌なども「残留争いとは無縁のシーズンになる可能性大」と言える。
近年のJリーグはクラブ間の格差が広がっており、J1とJ2の格差も大きく広がっている。2022年は前年のJ2王者の磐田がJ1で大苦戦。最下位に終わってJ2に降格した。さらに2位で昇格を果たした京都も16位。最後の最後で生き残った。DAZN元年の2017年以降は昇格組が初年度のJ1で苦戦するケースが多くなっており、J2で安定して勝ち点を積み上げて準備万端でJ1に挑んだチームがJ1で苦戦するケースが増えている。