■ J1からJ2への降格枠が「1」と決定2023年はJ1からJ2への降格枠が「1」と決定した。なので若手を使いやすい状況になる。積極的に若手を起用するチームが多くなることが予想されるが元・徳島のポヤトス監督を招聘して新しいサッカーに取り組むG大阪にとっても降格枠が「1」というのは朗報である。2022年は残留争いに巻き込まれて15位。残留圏ギリギリで生き残ったが降格枠が「2.5」や「3.0」であればJ2降格を強く意識しながら戦わざる得ない。
2020年の2位を除くと近年のG大阪は中位以下に沈んでいる。古豪と呼ばれるクラブになりつつあるが今オフは覚悟を決めて大改革に取り組んだ。ポヤトス監督の招聘に動いたことがまず最初の大きなチャレンジと言えるが選手の入れ替えも活発。高額年俸でありながら稼働率があまり高くなかったDF昌子(→鹿島)、FWパトリック(→京都)、FWレアンドロ・ペレイラ(→未定)が退団。MF小野瀬(→湘南)も契約満了になった。
このあたりの選手が退団したことで総年俸で考えると3.5億円ほどが浮いた。DF昌子に関しては億単位の移籍金も得ていると思うので「総額で5億円ほどのボーナスを得た。」とも言えるが豊富な資金を手にイスラエル代表のMFネタ・ラヴィ(マッカビ・ハイファ)ならびにW杯のチュニジア代表のFWイッサム・ジェバリ(オーデンセ)の加入が濃厚となった。特にボランチのMFネタ・ラヴィは相当な大物選手である。