■ 2強の時代に突入した。J1は「2強の時代」に突入している。2016年は鹿島がリーグ制覇を達成したが2017年と2018年は川崎Fは連覇を達成。2019年は横浜FMが制して2020年と2021年はまたしても川崎Fが連覇を達成した。2022年は横浜FMが制覇したのでここ6年間の優勝チームは横浜FMか川崎Fのいずれかになる。ここ6年間の成績は横浜FMが5位→12位→1位→9位→2位→1位、川崎Fは1位→1位→4位→1位→1位→2位となる。
「近年のJリーグはこの2チームが抜けている。」ということを否定する人は誰もいないと思うが2023年の優勝争いもこの2チームが中心になる可能性は高い。ただ、横浜FMはJリーグのMVPに選出されたMF岩田(→セルティック)が流出してFWレオ・セアラ(→C大阪)とFW仲川(→FC東京)がチームを離れた。DF上島(柏)、MF井上健(大分)、FW植中(長崎)を獲得したがここまでの「戦力収支はマイナス」と言える。
攻撃陣は層の厚いチームなのでFWレオ・セアラとFW仲川が抜けても何とかなる可能性は高い。FWヤン・マテウス、MF井上健、FW植中、FW村上悠などがブレイクすることは十分に考えられるがMF岩田の穴を埋めるのは相当に難しい。ターンオーバーを採用する横浜FMのフィールドプレーヤーの中で、唯一、ほぼ休むことなくプレーし続けた。リーグMVPの選手の代わりを見つけるのはかなり難しいのは確かである。