■ FW佐藤凌(東京V→福岡?)の移籍報道日本代表のW杯の初戦となったドイツ戦は劇的な逆転勝利となった。大快挙によって日本国内も「話題はW杯一色」となっている。視聴率はNHKで35.3%という高視聴率を記録したがさらにAbemaでの視聴者数は1千万人を超えて過去最多を更新したという。Abemaが全試合を配信している関係で過去の大会とTV視聴率を比較できなくなったが4年前のコロンビア戦と同じくらいの人数がドイツ戦を観たと思われる。
開幕前に「全く盛り上がっていない。」と言われたことが嘘のような盛り上がりを見せているがその裏でJリーグのオフの移籍市場も盛り上がって来た。11月25日(金)は今オフ最多の5件の移籍が成立したが最大のニュースはFW佐藤凌(東京V→福岡?)の移籍報道になる。こちらはまだ正式に発表されたわけではないが地元のクラブである福岡に加入することがほぼ確実になった。J2を代表するストライカーである。
福岡市生まれなので「福岡は有力な移籍先候補の1つ」と思われていたが地元に戻る選択をしたようだ。2021年に大卒で東京Vに加入したが2021年も2022年もJ2で13ゴールを記録した。昨オフにJ1のクラブに個人昇格しても何らおかしくなかったが東京Vに残留。2年目のシーズンを戦ったがしっかりと結果を残した。満を持してのJ1挑戦となるが外国人の移籍の噂が続いていた福岡にとっては朗報と言える。
ただ、「どこまで出場機会を得られるのか?」は心配材料になる。J1で多くの出場機会を得ているフォワードのほとんどは「高さ」もしくは「スピード」もしくは「テクニック」のいずれかを高次元で有している。もちろん、「高さとスピード」や「スピードやテクニック」を併せ持ったスーパーな選手もいるが178センチのFW佐藤凌は高さは並。「スピード」や「テクニック」もJ1基準で考えると際立つレベルではない。