■ 2023年のJ2は22チームで構成される。2023年のJ2は22チームで構成されるが新潟と横浜FCがJ2に昇格して清水と磐田がJ1から落ちてきていわきFCと藤枝MYFCがJ3から昇格を果たした。昇格組同士のいわきFCと藤枝MYFCがともに初のJ2昇格ということもあって顔触れはかなりフレッシュである。磐田は3度目のJ2降格で通算すると5年目のJ2になるが清水は2度目のJ2降格。過去にJ2でプレーしたのは2016年のみなのでJ2経験は極めて少ない。
どう考えても2023年のJ2は清水が話題の中心になるだろう。2022年時点でのクラブ力(資金力など)や戦力は他のJ2のクラブを圧倒している。「1年でのJ1復帰」が至上命題と言えるが、前回、J2だった2016年は苦労している。最終的には2位で自動昇格を果たしたが序盤で躓いて途中までは自動昇格圏外だった。当時と比べてもJ2全体のレベルが上がっていることを踏まえると「苦戦する可能性はある。」と言える。
注目はどこまで主力が残るのか?である。FWチアゴ・サンタナ、GK権田、FW鈴木唯、DF山原、DF鈴木義、MF松岡大、MF中山克、DF立田、DF原輝綺など動向が注目される選手はたくさんいる。現時点で移籍の話が出ているのはDF原輝綺のみ。スイスのグラスホッパーへの移籍が噂されているが清水の選手に限らず、J1やJ2のほとんどの選手の去就ははっきりしない。水面下で移籍話が進んでいる可能性はある。
当然、FWチアゴ・サンタナ、GK権田、FW鈴木唯、MFカルリーニョス・ジュニオ、DF山原、DF鈴木義などが揃って残留するようだと「J2で太刀打ちできるチームは存在しない。」と言い切れる。独走でJ2優勝を決めると思うがカタールW杯が終了すると新しい日本代表の活動がスタートするのでFW鈴木唯、MF松岡大、DF山原など「次期日本代表入りを狙う選手」がJ2でプレーすることに抵抗感を感じる可能性は高い。