フォワード→ ずっと日本代表のCFの中心だったFW大迫(神戸)がW杯でサプライズ落選してFW浅野拓(VfLボーフム)、FW前田大(セルティック)、FW町野(湘南)、FW上田(セルクル・ブリュージュ)という4人が選出された。FW大迫も全盛期と比べると力は落ちてきたので「絶対的な選手」はおらず。「フォワードは日本の弱点」と言われて久しいポジションである。5大リーグでゴールを量産するような選手の台頭が待たれる。
カタールW杯後の日本代表の監督も「フォワード選び」で苦労すると思うがここまでに名前を挙げた5人以外ではFW古橋(セルティック)、FWオナイウ阿道(トゥールーズFC)、FW鈴木優(鹿島)など中堅世代のストライカーにも期待したいがやはり決め手には欠ける。もう少し若い東京世代の選手の中ではFW垣田(鳥栖)、FW宮代(鳥栖)、FW林大地(シントトロイデン)などが期待を集めているが彼らも同様である。
W杯基準で考えると日本代表は高さのあるチームではないので最前線でプレーするCFの選手には「標準以上の高さ」は求められる。185センチを超えるサイズに恵まれた大型フォワードの台頭に期待したいがそういう選手はなかなか出てこない。ただ、キーパーやCBの選手も数年前までは「サイズのある有望な選手が少ない。」と言われていた。サイズがあって身体能力に恵まれた大型CFが出てくる可能性はある。
現時点で飛び抜けた選手はいないがFW上田が軸になる可能性は高い。鹿島でゴールを量産してベルギーのセルクル・ブリュージュに移籍をしたがベルギーでもコンスタントにゴールを決めている。W杯メンバーにも選ばれたが動き出しが良くて身体能力も高い。FW大迫と比べるとポストワークの技術では大きく劣るが点取り屋としてのポテンシャルはむしろ上である。世界クラスのストライカーになってもおかしくない。
メンバー発表後に怪我をしたDF中山雄(ハダースフィールド・タウン)に代わって追加招集されたFW町野もW杯後の日本代表での活躍が期待される選手の1人に挙げられる。2022年のJ1で13ゴールを挙げて一気にブレイクしたが185センチと高さに恵まれており、足元の技術もまずまず高い。運動量もあるので「万能型のフォワード」と言える。来シーズン以降もコンスタントにゴールを決めてまずは代表定着を果たしたい。
W杯メンバーのFW前田大はスピードという絶対の武器を持っている。爆発的なスピードは世界クラスと言える。名門のセルティックでゴールを重ねてより規模の大きいクラブにステップアップしたい。同僚のFW古橋は170センチなので1トップ向きの選手ではないがこちらもスピードは大きな武器となる。FW前田大と比べると技術も高くてシュート精度も高い。セルティックでこれだけの活躍をするとは思わなかった。
2022年のJ2で「MVPと得点王とベストイレブンの個人3冠」に輝いたFW小川航(横浜FC)もカタールW杯後の日本代表のレギュラー争いに絡んでくる可能性は高い。磐田時代はなかなか試合に絡めずに苦しんだが昨オフにJ2の横浜FCに完全移籍するとストライカーとして覚醒。41試合で26ゴール4アシストと目覚ましい活躍を見せた。186センチの大型ストライカーでいろいろな形からゴールを奪うことができる。
2024年のパリ五輪を目指す世代(=パリ世代)は早くから「CF系の選手が充実した世代」と言われてきたが五輪代表のエースとして君臨しているFW細谷(柏)も2022年のJ1で33試合で8ゴール4アシストを挙げてブレイクした。Jリーグのベストヤングプレーヤー賞を受賞したがこちらもスピードがあって運動量も多い。現代サッカーではフォワードの選手の役割が多岐に渡るが「スピードのない選手」は難しくなっている。
J2で2桁ゴールを記録したFW藤尾(徳島)も五輪代表に定着している。先日のU-21イタリア戦に続いてU-21ポルトガル戦でもゴールを決めており、ここ最近は国際試合で結果を出している。2022年に徳島で記録した10ゴールのうち、6ゴールがヘディングシュートだったが180センチながらヘディングを武器にしている。C大阪が保有権を持っているが五輪代表で結果を出し続けることができるとフル代表も見えてくる。
「未完の大器」と言えるのはFW櫻川ソロモン(千葉)になる。2022年はJ2で36試合に出場して7ゴール3アシストとプチブレイクしたが190センチの長身。高さとパワーを生かしたポストワークに定評がある。最近は年代別代表から外れているがもともとこの世代のCFの軸はFW櫻川ソロモンだった。J2で結果を出せるようになってきたので「パリ世代のエースストライカー候補の1人」に挙げられる選手になりつつある。
同僚のFWブワニカ啓太(千葉)も高卒2年目の2022年はJ2で25試合で5ゴールとプチブレイクした。FWブワニカ啓太も186センチとサイズに恵まれているが柔らかさも併せ持っている。力強さは現時点では不足しているが将来性は高い。高卒2年目の2021年にJ2で19試合に出場して10ゴールを挙げたFW植中(長崎)も期待を集めている選手の1人になる。179センチなので長身ではないが万能型のストライカーである。
U-19日本代表で特に期待を集めている選手というとFW横山歩(松本山雅)になる。高卒2年目ながら2022年はJ3で29試合に出場して11ゴール1アシストと大ブレイクした。高校時代は年代別代表に呼ばれるような選手ではなかったが松本山雅での活躍が評価されて年代別代表に召集される選手になった。最大の武器は爆発的なスピードになる。クラブOBのFW前田大(セルティック)とたびたび比較をされている。
2004年生まれの選手で特大級の注目と期待を集めているのはやはりFW福田師(神村学園高)になる。ドイツの名門のボルシアMGへの入団が発表されて大きな話題になったが典型的なストライカーである。C大阪入りが決まっているMF大迫塁(神村学園高)とのホットラインでたくさんのゴールを奪ってきた。178センチなのでCFとしてはあまり背は高くないが跳躍力があって「点取り屋」としての資質は相当に高い。
さらに下のロス世代(2005年~2008年生まれ)の選手で注目を集めている選手というと191センチのFW後藤啓(磐田U-18)になる。高校2年生ながら早くも磐田のトップチームに昇格することが発表されているが磐田は例の移籍トラブルで「今オフ」と「来夏」の補強が禁止されているのでプロ1年目からJ2でたくさんのプレー機会を得る可能性は高い。面白いのはCFだけでなくボランチとしての評価も相当に高い点である。
2006年生まれの選手が中心となるU-16日本代表は「センターフォワードの人材がかつてないほど豊富」と言われているが中でも期待を集めているのはFW徳田(鹿島ユース)、FW道脇(熊本ユース)、FW磯崎(大宮U-18)、FW木吹(広島ユース)の4人になる。FW徳田は185センチ、FW道脇は186センチ、FW磯崎は192センチ、FW木吹に至っては198センチ。スケール感を持った大型フォワードがこれほど集まる世代は珍しい。
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