■ 京都 vs 熊本の参入決定戦は1対1のドロー11月13日(日)に行われた京都 vs 熊本の参入決定戦は1対1のドロー。アドバンテージを持っていた京都が辛うじてJ1残留を果たした。終盤は熊本が攻め込んでMF平川怜のシュートがポストに直撃するシーンもあった。数センチ単位のわずかな差が京都と熊本の明暗を分ける形になった。「悲願のJ1初昇格」を逃した熊本だったがJ1の中でも3番目に総失点の少ない京都をアウェイの地で大いに苦しめた。
この試合はBS1でも生中継された。普段、J2の試合をほぼ観れない人も多く視聴したと思うがあと半歩のところで届かなかった熊本に対しては称賛の声がたくさん送られている。多くの人の記憶にいつまでも残る今シーズンの熊本の躍進ぶりだった。これでJ1とJ2は全チームの公式戦が終了して各クラブのカテゴリーもほぼ確定した。J3はまだ最終節を残しているが藤枝MYFCの2位も確実と言える状況になった。
各クラブのカテゴリーもほぼ確定して翌日の11月14日(月)からいよいよ本格的にストーブリーグに突入すると思われるが参入決定戦が行われた11月13日(日)のビッグニュースというとJ3の沼津が元・日本代表の中山雅史氏の監督就任を発表した点になる。J2に降格した磐田の監督候補に浮上していたので「中山雅史氏の監督就任」と聞いて「やっぱり、磐田の監督に就任するのか。」と思った人は多いだろう。
「沼津の監督に就任する。」という話は噂レベルでも全く流れていなかったことを考えると大サプライズと言える。中山氏ほどネームバリューのある元・選手というのはなかなかいないがこういう元スーパースターがJリーグのクラブの監督やコーチなどに就任するときはほとんど場合、事前にスポーツ新聞などで人事に関するニュースが漏れてくる。「事前に全くメディアに漏れなかった。」というのは奇跡に近い。