アビスパ福岡→ 残留争いに巻き込まれながら何とかJ1残留を果たした福岡は長谷部監督の続投が決定。2023年が就任して4年目となる。34試合で29得点/38失点だった。守備陣は今シーズンも奮闘したが攻撃陣は低調。総得点はJ1ワーストだった。誤算はやはりFWルキアンになる。2021年のJ2で22ゴールを挙げたFWルキアンの引き抜きは驚きだったがチームにフィットせず。34試合に出場して3ゴール3アシストに終わった。
攻撃陣はFW山岸祐が奮闘。自己最多の10ゴールを記録した。右SHのMFジョルディ・クルークスも31試合で4ゴール4アシストを記録したが期待された新加入のMF田中達が低調。24試合で1ゴール1アシストのみ。大一番だったG大阪戦(H)で低調なプレーをした後、ベンチ入りの機会もなかった。オーソドックスな「4-2-2-2」を採用する場合、打開力のあるサイドハーフ or クロッサーが左右両方にいないと苦しい。
攻撃力アップがテーマとなるが数少ない攻撃の武器であるMFジョルディ・クルークスにはC大阪への移籍話が浮上しており、流出する可能性がある。終盤は控えに回っていることなどを加味すると「流出を阻止するのはなかなか難しい。」と考えられる。フォワードはFWルキアン、FWジョン・マリ、FWフアンマ・デルガドとCF系の選手を3人抱えているが3人とも十分な結果は出せておらず。この3人の動向が注目される。