ヴィッセル神戸→ 開幕から低迷してずっと降格圏に位置した神戸だったが吉田孝行監督になって復活。9月中旬から5連勝を達成して「J1残留」を果たした。前半戦(1節-17節)を終えた時点では2勝10敗5分けで勝ち点「11」だったことを考えると「奇跡の逆転残留」と言える。後半戦(18節以降)の成績は9勝6敗2分け。17試合で勝ち点「29」を獲得した。吉田孝行監督の再登板については批判をされたが「正解だった。」と言える。
吉田孝行監督は続投濃厚と言われているが「途中就任してチームを立て直した監督に翌年も任せて失敗するケース」が極めて多いチームである。吉田孝行監督もこれまでの2度はシーズン途中で退任している。楽観視は出来ないが深刻なのは高齢化になる。MFイニエスタ、MF山口蛍、GK飯倉、MFボージャン、FW大迫、DF酒井高、FW武藤嘉、DF槙野、MF扇原、FWステファン・ムゴシャなどは30歳を超えている。
高齢化問題と同じくらい深刻なのは「期待された若手がイマイチ殻を破れない点」である。すでにチームを離れているMF小川慶、DF岩波、DF藤谷壮も神戸時代は期待されたほどの成長は見せられなかった。現チームのMF郷家、MF中坂、MF佐々木大樹、DF小林友、MF小田なども期待されたレベルには達しておらず。20歳前後の時期に高く評価された神戸の選手がトップ選手になれないケースは非常に多い。