名古屋グランパス→ 長谷川健太監督を招聘した名古屋は残留争いに巻き込まれたが最終的には8位だった。秋以降にしっかりと勝ち点を積み上げて順位を上げることに成功した。11勝10敗13分けで勝ち点「46」を獲得したが34試合で30得点/35失点だった。35失点というのは優勝した横浜FMと並んでJ1で最少タイだったが30得点というのは29得点の福岡に次いでJ1でワースト2位だった。極度の得点力不足に苦しんだ。
原因ははっきりしている。2021年の夏に加入して14試合で7ゴールを挙げたFWシュヴィルツォクがドーピングの問題でプレーできない可能性があることは昨オフの時点で分かっていたがフォワードの補強はFW酒井宣のみ。積極的な動きを見せなかったので「FWシュヴィルツォクは無罪で開幕に間に合うのだろう。」と考える人が多かったが、つい先日、『B検体』でもOUTになって4年間の活動禁止処分が決定した。
疑いが晴れるのか?否か?は外部の人間には分からないがクラブ内部の人間にはある程度は分かっていたと思われる。「フロントの大きな失態」と言わざる得ない。30試合で8ゴール5アシストのFWマテウス・カストロが攻撃陣の中では孤軍奮闘したが夏にFC東京から復帰したFW永井謙も大きな戦力になった。13試合で4ゴール4アシストを記録した。FW永井謙が復帰したことでFWマテウス・カストロの負担は軽減された。