■ FWパトリックは契約満了に・・・。15位に滑り込んで何とか「J1残留」を果たしたG大阪は監督人事に注目が集まっている。J1の18クラブの中で2023年の監督が誰になるのか?がハッキリしないのはG大阪のみ。松田浩監督の続投なのか?岡山の木山監督を引き抜くのか?に注目が集まっているが今年も勝負所で貴重なゴールをいくつか決めて「J1残留」に大きく貢献したFWパトリックとの契約を更新せず。G大阪の功労者がチームを去ることになった。
今シーズンのFWパトリックはなかなかエンジンがかからず。片野坂監督のときはほとんど良さを出せなかったが松田浩監督になって復活。終わってみるとチーム最多の5ゴールを挙げた。27節の名古屋戦(A)、24節の福岡戦(A)、32節の横浜FM戦(A)、33節の磐田戦(H)と大事な試合の大事な時間帯にゴールを決めて「J1残留」に大きく貢献したが推定年俸は9,500万円と高額。28試合で5ゴール1アシストだった。
10月26日で35歳になった。全盛期と比べると力は落ちているが勝負強さは特筆すべきものがある。コメントから推測すると「本人にとっては予期していなかった契約満了」と考えられるがFWパトリックがいると彼に頼ってしまってチームは前に進めない。「困ったときのパトポン」にチームは何度も救われたが「本当に困ったときはパトポンに頼れる。」という点がチームを作る上でマイナスに作用することもあった。
今回の契約満了については賛否両論あると言えるが「先を見据えて契約を更新しない。」という選択は間違いではない。その一方で「秋以降にこれだけ勝ち点獲得に貢献したFWパトリックを斬って大丈夫なのか?」という意見も全く正しい。「困ったときの最終手段としてのパトポンが使えなくなる」というのはG大阪にとっては少なからずマイナスである。代わりとなるCFの獲得に目途が立っているのか?否か?