■ J2のプレーオフの2回戦J2のプレーオフの2回戦は11月6日(日)にえがお健康スタジアムで行われたが2対2の引き分けだった。アドバンテージを持っている熊本が参入決定戦に進出することになったが熊本は「悲願のJ1初昇格」まであと1勝となった。決勝の相手はJ1で16位になった京都となる。大木監督は元・京都の監督なので古巣となる。「J1の最後の18番目の椅子」をかけて古巣と対戦することになったのは何かの因縁と言える。
山形とのプレーオフの2回戦は激闘になった。大分との1回戦も激闘だったが今回も激闘になった。いずれの試合も2対2の引き分けだったがアドバンテージを持っていた熊本が勝ち抜けとなった。J2のプレーオフは成績上位のチームが敗れて敗退するケースが極めて多くなっているが今シーズンも(リーグ戦で3位だった岡山ではなくて)4位の熊本が勝ち上がった。3位のチームが順当に勝ち上がるケースは極めて少ない。
山形戦(H)は前半12分にCKからDFイヨハ・理・ヘンリーのヘディングシュートが決まって熊本が先制したが前半17分と前半24分に失点。追いかける展開になった。2対1のときは「山形の勝ち抜け」だったが後半5分にFW杉山直がPKを決めて2対2の同点に追いつくと今度は「熊本の勝ち抜け」となった。J1の最終節(=34節)の残留争いも同じだったが1点入るごとに状況が大きく変わるのはエキサイティングである。
終盤になると山形が攻め込んだ。「逆転されると敗退」なので熊本も必死だったがバーにも助けられて何とか2対2のスコアを維持することが出来た。次の京都戦(A)は11月13日(日)に「サンガスタジアム by Kyocera」で行われるが今度は京都がアドバンテージを持っているので「勝たないといけない試合」になる。「攻撃力の高い熊本が失点は少ない京都の守備陣から点を取れるのか?」が最大の焦点になる。