右サイドバック編→ このポジションの選手でカタールW杯のメンバーに選ばれたのはDF酒井宏(浦和)とDF山根視(川崎F)の2人だった。DF酒井宏は3大会連続、DF山根視は初の代表入りとなる。32歳のDF酒井宏は「日本サッカー史上屈指の右SB」と言えるが4年後の2026年大会は36歳。右SBというポジションを考えると4大会連続はかなり難しい。ただ、36歳で選ばれたDF長友の例もあるので「4大会連続のW杯行き」は不可能ではない。
2014年のブラジルW杯の後、ほぼ不動の右SBだったDF酒井宏の後継者が誰になるのか?が注目されるがその候補としてはDF山根視以外ではDF小池龍(横浜FM)、DF橋岡(シントトロイデン)、DF菅原(AZアルクマール)、DF半田(山形)の4人を挙げることが出来る。E-1 サッカー選手権で活躍したDF小池龍は攻撃的なセンスを持っている。キャリアのスタートはJFL時代の山口だったがそこからとんとん拍子で大出世した。
東京五輪代表のDF橋岡は182センチの高さと身体能力が武器となる。もともとはCBの選手だったがプロ入り後は右SBに挑戦して代表クラスになった。攻撃面は課題と言える。オランダの名門のAZアルクマールで活躍しているDF菅原はカタールW杯のメンバーに選ばれてもおかしくなかった。サイズ・フィジカル・技術・メンタルの全てを高い次元で備えており、「カタールW杯後の右SBの主力候補の筆頭」と言える。
DF半田は2002年生まれなのでまだ20歳。フル代表に呼ばれた経験がないどころか、J1でプレーした経験も全くないがユース時代から将来を嘱望されてきた。先日、イタリアの名門のローマが獲得に乗り出していると報じられて「ローマ行きの可能性」が出てきた。J1経験もフル代表経験も全くない日本人選手がローマに移籍するとなると相当な衝撃と言えるがポテンシャルを考えると「十分にあり得る話」である。