キーパー編→ カタールW杯のメンバーに選ばれたのはGK権田(清水)、GKシュミット・ダニエル(シントトロイデン)、GK川島(ストラスブール)の3人だったがともに30歳を超えている。30歳のGKシュミット・ダニエルは次回のW杯出場も狙えるが39歳のGK川島はほぼ無理、GK権田も32歳なので4年後は難しい。なので、W杯終了後に世代交代が進行するのは確実である。ただ、幸いにしてキーパーは若手世代の有望株が多い。
その中心になるのはともに東京五輪のメンバーだったGK谷(湘南)、GK大迫(広島)、GK鈴木彩(浦和)の3人で間違いない。残念ながら3人ともカタールW杯のメンバー入りはならなかったが特にGK谷とGK大迫は選ばれても何らおかしくなかった。「カタールW杯後の日本代表の正キーパーの最有力候補」はやはりGK谷になる。2021年の東京五輪で目覚ましい活躍を見せてベスト4に導いたのは記憶に新しい。
23歳のGK大迫は年齢の割には安定感がある。今シーズンは絶好調の広島で定位置を確保しており、ルヴァン杯は優勝、天皇杯も準優勝に輝いた。GK鈴木彩は所属の浦和でポジションをつかめていないが「潜在能力は日本人の若手キーパーの中でナンバー1」と言える。190センチの高さに加えて驚異の身体能力やフィードも武器となる。「ワールドクラスのキーパーになれる可能性」は彼が日本人の中で1番高い。