■ 「サプライズはなさそうと思われた。」が・・・。カタールW杯のメンバー26名が11月1日(火)に発表された。「これまでの起用法や監督の性格を考えるとサプライズはなさそう。」という見方をする人が多かったが濃厚と思われていたFW大迫(神戸)とMF原口(ウニオン・ベルリン)が落選となった。さらに選ばれてもおかしくなかったFW古橋(セルティック)、FW町野(湘南)、GK谷(湘南)、DF旗手(セルティック)なども外れた。いくつかのサプライズが発生した。
「選出は確実」とは言えなかった選手の中ではGK川島(ストラスブール)、GKシュミット・ダニエル(シントトロイデン)、MF相馬勇(名古屋)、FW上田(セルクル・ブリュージュ)、FW前田大(セルティック)は選ばれた。26人の中で「サプライズ選出」はなかったがトータルで考えると「やや意外な選考になった。」と言える。W杯メンバーが発表されてJ1は週末に最終節が行われる。いよいよカタールW杯が近づいてきた。
日本代表がW杯に出場するのは今回が7回目となる。過去にGLを突破したのは3回。アジアの中では最多となる。自国開催だった2002年の日韓W杯が含まれているとは言っても3/6というのは評価できるが過去の大会でもサプライズ選出は発生した。特に印象深いのは以下の4ケースになる。
・1998年のフランスW杯 カズの落選
・2002年の日韓W杯 FW中山雅史とDF秋田豊の選出
・2006年のドイツW杯 FW巻誠一郎の選出
・2014年のブラジルW杯 FW大久保嘉人の選出
2010年も怪我のため前半戦はプレーすることが出来なかった長期離脱中のGK川口能活が選出されるというサプライズが発生した。4年前のロシアW杯は監督が代わってほとんど準備期間がなかったこともあって西野朗監督は経験のある選手を重視した。新進気鋭のアタッカーだったMF中島翔哉の落選、予選で活躍したFW久保裕也の落選は話題になった。ほぼ毎回、メンバー選考を巡ってはドラマが生まれる。