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【レノファ山口】「今オフの補強ポイント」と「獲得できたら面白いと思う選手(10名)」 (2022年-2023年オフの移籍市場) | | |　

※ 2022年9月9日(金)の時点。

レノファ山口

→　J2は34節が終了した。残りは早くも8節となったが山口は9勝16敗9分けで勝ち点「36」。18位に位置する。21位の岩手との差は「6」なので安心はできない。1日でも早く「J2残留」を確定させたいが今シーズンも好不調の波は激しかった。開幕からの8試合は2勝1敗5分けだったがその後はなかなか勝ち点を積み上げられなかった。3連敗が2回。25節からの7試合は0勝5敗2分けと勝ちなし。大いに苦しんだ。

J2に昇格して7年目となるが現状は「J1初昇格よりもJ3降格となる可能性の方が高い。」と言える。1桁順位は2018年の1回だけ。クラブとしてやや停滞しているが今オフの注目ポイントを挙げるとレンタル組の動向になる。MF田中渉ならびにMF成岡輝は欠かせない戦力になっている。MF成岡輝を完全移籍で獲得するのは難しいが「レンタル延長は可能」と言える。MF田中渉は出来れば完全移籍で獲得したい。

J2に昇格してからは毎オフのように主力選手が引き抜かれているので「主力の流出を最小限に抑える。」というのがオフの目標になるが大卒1年目ながらJ2で大きな存在感を発揮しているDF橋本健とFW沼田駿の2人はJ1のクラブも注目をしているだろう。近年のJリーグは「大卒1年目の選手」がオフに移籍を決断することは珍しくない。引き止めに失敗して流出する場合はたくさんの移籍金を獲得したい。

「DF橋本健とFW沼田駿の動向」も大きな注目点に挙げられるが今オフの山口の補強ポイントを6つ挙げると以下のとおりになる。

　　○ 固定しきれなかった右サイドバック。
　　○ 2桁ゴールを期待できるストライカー
　　○ 左利きのアタッカー(右サイドハーフ)。
　　○ ゲームメーカー系のボランチ(左利き)。
　　○ サイズのある選手。(空中戦に強い選手。)
　　○ 若手 or 中堅世代のキーパー。

34試合で37得点/45失点となる。下位のチームにしては失点の数は多くない。得点はやや少ないが最優先補強ポイントは右SBになる。夏の移籍市場でDF前貴之が復帰してきたが今シーズンはCBが本職のDF眞鍋やDF生駒などが起用された。手薄なポジションなので即戦力の右SBを確保したい。その候補としてはDF田中康(福島)とDF下川陽(松本山雅)の名前を挙げることが出来る。ともにJ3でプレーしている。

京都U-18出身のDF田中康は高校や大学のときは年代別代表でも活躍した。スピードがあって技術が高くてクレバー。ポリバレント性も武器となるので「現代的なSB」と言える。J3でプレーした経験しかないが「J2でも問題なく活躍できる選手」と言える。一方、愛媛FCや金沢でも活躍したDF下川陽は左右のSB/WBと左右のストッパーをこなす。「両利き」と表現されるほど左右両足のキックの自信を持っている。

チーム内得点王が6ゴールのFW沼田駿というのは寂しい限りである。「2桁ゴールを期待できるストライカー」を獲得したいがその候補としてはFWンドカ・チャールス(FC岐阜)とFW松本孝(讃岐)の名前を挙げることが出来る。FWンドカ・チャールスは大卒1年目だった2021年はY.S.C.C.横浜のエースとして6ゴールを挙げた。FC岐阜では力を出し切れていないがスピードがあってパワーもある。ポテンシャルは非常に高い。

元・名古屋のFW松本孝はJ1では活躍できなかったがJFLのFCティアモ枚方で活躍してJリーグ復帰を果たした。J3の讃岐でもコンスタントに活躍している。186センチ/85キロと体格に恵まれているがスピードがあって得点力は高い。J1からJFLまでカテゴリーを落とした後、再び、Jリーグに戻って来た選手なのでハングリー精神を持った選手である。気持ちの強い選手や逆境に強い選手は今の山口には必要と言える。

新加入のMF吉岡はいい動きを見せているが結果は出せていない。「左利きのアタッカー(右サイドハーフ)」も補強ポイントに挙げられるがその候補としてはMF石浦(東京V)とMF佐藤諒(愛媛FC)の名前を挙げることが出来る。パリ世代のMF石浦は独特のリズムを持っている。スルーパスを得意にしている。FW松本孝と同様でMF佐藤諒も2021年はJFLのFCティアモ枚方で活躍してJ3の愛媛FCへの個人昇格を果たした。

MF佐藤諒は愛媛FCでは出番に恵まれていないがキレ味鋭いドリブルからの仕掛けが武器となる。「右SHの位置でボールを受けて独力でチャンスを演出できるアタッカー」は現代のJリーグで安定した戦いを見せるためには必要である。他にはドイツでプレーした経験のあるMF菊谷(Y.S.C.C.横浜)も能力は高い。左足のミドルシュートが1つの武器となる。J3で活躍している選手を積極的に獲得するのがベターである。

平均身長がJ2で17番目。あまり高くないことを考えると「サイズのある選手(空中戦に強い選手)」も欲しい。その候補としてはDF片山瑛(清水)とMF宮市剛(岩手)の名前を挙げることが出来る。DF片山瑛はJリーグ屈指のユーティリティー選手として知られている。左右のSBはもちろん、サイドハーフやフォワードやCBもこなす。MF宮市剛も元フォワード。186センチの長身でありながら右WBで起用されている。

MF田中渉やMF成岡輝がレンタル終了となる場合はボランチも必要となる。MF田中渉が抜ける場合は「左利きのゲームメーカー」を確保しないといけないがMF小島幹(大宮)は打ってつけの存在と言える。水戸でも活躍したが左利きでパサー役になれる。J3の時から山口は攻撃的なサッカーを志向してきたのでサポーターもそういうサッカーを求めている。組み立ての中心になれる強力なボランチは必要である。

☆ 今オフに山口が獲得できたら面白いと思う選手 (10人)

　・DF 田中康介 (福島ユナイテッド)
　・DF 下川陽太 (松本山雅)
　・FW ンドカ・チャールス (FC岐阜)
　・FW 松本孝平 (カマタマーレ讃岐)
　・MF 石浦大雅 (東京ヴェルディ)
　・MF 佐藤諒 (愛媛FC)
　・MF 菊谷篤資 (Y.S.C.C.横浜)
　・DF 片山瑛一 (清水エスパルス)
　・MF 宮市剛 (いわてグルージャ盛岡)
　・MF 小島幹敏 (大宮アルディージャ)

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