▽ 2022年9月1日(木)の時点での評価▽ 横浜FCならびに新潟の選手は対象外。▽ 期限付き移籍中の選手も対象外。
30位 : MF バスケス・バイロン (東京ヴェルディ) 2000年5月16日生まれ 175センチ/70キロ→ 青森山田高で活躍したチリ出身のアタッカー。オフにいわきFCから東京Vへの個人昇格を果たすと序盤戦にゴールとアシストを量産。大半が途中出場になるが23試合で4ゴール3アシストを挙げている。城福監督になってから良さを出せなくなったが自身の今年の誕生日に「日本国籍の取得の意思」を表明して話題になった。外国人枠から外れることになるのでJリーグの移籍市場での価値は一気に高まった。打開力のある左利きのサイドアタッカーを必要としているクラブはたくさんあるので大きな注目を集めるだろう。
29位 : MF 井上健太 (大分トリニータ) 1998年7月23日生まれ 170センチ/65キロ→ 大学時代の2020年にJ2で6試合に出場している右サイドを主戦場とするサイドアタッカー。爆発的なスピードが最大の武器となる。プロ入り後は右WBでプレーする機会が多くなっており、縦へのスピードは大分の強みの1つになっている。課題はラストの精度と言える。J2で通算54試合に出場しているが1ゴール1アシストのみ。出場した試合の半分ほどは途中出場なのでプレー時間はそこまで多くないが直接的に点に絡むシーンは少ない。それでも爆発的なスピードを持っている選手はJリーグの移籍市場で人気を集めやすい。
28位 : DF 庄司朋乃也 (ツエーゲン金沢) 1997年10月8日生まれ 187センチ/78キロ→ C大阪U-18の頃に特大の期待を集めた187センチの長身CB。C大阪で出番に恵まれずに大分や長崎でもプレーしたが金沢で地位を確立した。不動のレギュラーとして近年の金沢を支えてきた。長身でありながらスピードがあってカバーリング能力が高い。さらに正確なキックも大きな武器となる。CBとしてのポテンシャルは非常に高い。得点力はあまり高くなかったが今シーズンはセットプレーから4ゴールを挙げるなどチームで2位タイの得点数を記録している。FW加藤陸(C大阪)はクマガヤSC時代の同期生になる。
27位 : FW サダム・スレイ (FC琉球) 1996年10月16日生まれ 191センチ/88キロ→ 夏に加入した191センチの大型ストライカー。ここまで5試合で3ゴール。3試合連続でゴールを記録するなど降格圏に位置するFC琉球の救世主になりつつある。Jリーグでは珍しいガーナ出身。ガーナ出身のJリーガーはMFエマヌエル・オッティ(仙台)以来。合計でも4人目となる。高さと身体能力を生かしたヘディングが大きな武器になっており、5試合のみの出場でありながらオフの動向が気になる選手になった。彼の獲得を希望するクラブは「今の力が本物なのか?単なる確変なのか?」をしっかりと見極めないといけない。
26位 : GK マテウス (東京ヴェルディ) 1993年4月10日生まれ 190センチ/82キロ→ 2013年にブラジル代表に召集された経験を持っている190センチの大型キーパー。当時のブラジル代表の監督は磐田を指揮した経験を持っているフェリペ・スコラーリ監督だった。2020年からJ2の東京Vでプレーしているがシュートセーブもハイボールの処理もビルドアップも安定感がある。キックの精度もまあまあ高いので「J2を代表するキーパー」と言える。今年の6月にブラジル代表が来日したときはトレーニングパートナーとしてブラジル代表の練習に参加した。J2の中ではトップクラスのキーパーと言える。
25位 : MF 佐野海舟 (町田ゼルビア) 2000年12月30日生まれ 176センチ/67キロ→ 米子北高出身で高卒4年目ながら町田の顔として長く活躍している。2020年のオフにも2021年のオフにも「J1のクラブへの個人昇格があるのでは?」と言われたがこれまでずっと町田でプレーしている。チーム愛は相当に強い。今シーズンから弟のMF佐野航が岡山でプレーしているので兄弟対決が注目されたが6月になってから「疲労性の腰痛」で戦線を離脱しており、「実家に戻って療養中」と発表されている。ここ3か月ほどプレーできていないが実力的にはJ2屈指のボランチである。2021年は6ゴールを挙げている。
24位 : MF 見木友哉 (ジェフ千葉) 1998年3月28日生まれ 172センチ/66キロ→ 大卒2年目の2021年に覚醒。J2で42試合に出場して14ゴール5アシスト。ベストイレブン級の活躍を見せた。オファーはたくさん届いたと思うが千葉に残留。今シーズンは10番を背負っている。昨シーズンほどの結果を出せない時期もあったが31試合で6ゴール3アシスト。まずまずの成績を残している。運動量が多くてシュートも正確。J2を代表するアタッカーと言える。ハードワークの出来る選手なのでJ1のクラブに移籍した場合でも重宝される可能性は高い。大卒1年目の2020年は33試合で1ゴール3アシストだった。
23位 : MF 太田修介 (町田ゼルビア) 1996年2月23日生まれ 176センチ/70キロ→ 甲府U-18出身。2018年に大卒で甲府に加入した。2021年に町田に移籍すると37試合で9ゴール6アシストと活躍した。昨シーズンは途中出場の方が多かったが今シーズンはレギュラーを確保。33節を終えた時点では昨シーズンと全く同じ9ゴール6アシストを記録している。9ゴールというのはMF平戸と並んでチーム最多タイとなる。スピードと馬力を生かして右サイドからチャンスを作って自らゴールを奪うことが出来る。途中出場でも貢献できるので欲しがるクラブは多いだろう。10ゴール10アシストも十分に可能。
22位 : DF 大崎航詩 (水戸ホーリーホック) 1998年6月30日生まれ 176センチ/69キロ→ 2021年に大卒で水戸に加入した左利きの左SB。初年度は怪我で出遅れたが戦列に復帰するとすぐに定位置を確保。29試合で3ゴール1アシストと活躍した。オフの移籍は十分に考えられたが水戸に残留。クラブにとってはポジティブなニュースだった。176センチなのでSBとしては標準的なサイズになるが左足のキックは正確。クレバーなところも魅力と言える。今のJリーグで必要とされる「組み立ての部分で貢献できる左SB」と言える。左SBは日本の中では人材が豊富ではないので希少価値は高い。守備面が課題。
21位 : DF チャン・ミンギュ (ジェフ千葉) 1999年3月6日生まれ 183センチ/79キロ→ 183センチというのは現代のCBとしては標準的なサイズになる。高さが大きな武器となる選手ではないがCBの選手に求められる能力の多くが水準以上。総合力の高いCBと言える。スピードもまずまずあるので地上戦になっても空中戦になっても相手フォワードにしっかりと対峙することが出来る。2020年に千葉に加入したがずっと主力として活躍しており、J1のクラブにステップアップの移籍を果たしても何らおかしくない選手になった。韓国の大学を経て千葉でプロになったので「Kリーグを経験していない選手」になる。
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