■ 浦和はベスト4進出、神戸はベスト8止まり。ACLの東地区の準々決勝は8月22日(月)に埼玉スタジアムで行われたが浦和はホームでタイのパトゥム・ユナイテッドFCに4対0で大勝して準決勝進出を果たしたがラウンド16で横浜FMとの同国対決を制した神戸は延長戦の末に韓国の全北現代に1対3で敗れてベスト8で姿を消すことになった。後半19分にMF汰木のゴールで先制に成功したが直後にミスパスから失点すると延長戦でも2失点。ミスの多い試合になった。
浦和と神戸はともに中3日だったが神戸はメンバーを大きく入れ替えた。FW大迫とMFイニエスタはベンチ外。DF飯野、DFマテウス・トゥーレル、DF山川哲、FW武藤嘉などはベンチスタートだった。高卒ルーキーのDF尾崎、ベテランのDF槙野、新加入のFWステファン・ムゴシャとMF小林祐などリーグ戦で出場機会に恵まれない選手をスタメンで起用。大胆なターンオーバーを採用したが結果にはつながらなかった。
メンバーを落として全北現代に敗れた神戸に対して批判の声が集まっているが致し方なしと言える。神戸は残留争いに巻き込まれており、J1のリーグ戦は16位。入替戦圏となる。先のとおり、浦和と神戸は同じ中3日の試合だったが神戸は16時キックオフ、浦和は20時キックオフ。J1の選手が真夏の昼間に試合を行うというのはかなり珍しい。体力面などを考慮するといつものスタメン11人は使いにくい状況だった。
浦和はかなり恵まれた。ホームの埼玉スタジアムでの試合というのは大きなアドバンテージになるがさらにタイのパトゥム・ユナイテッドFCは8月19日(金)に傑志と試合を行ったので中2日。浦和が中3日、相手が中2日となるとコンディションの差は大きい。神戸の対戦相手の全北現代は8月18日(木)に大邱FCとの同国対決を制したので神戸と全北現代は中3日。コンディション面でのアドバンテージは神戸にはなかった。