■ かつてないほどの熾烈な残留争い今年のJリーグの第2登録期間(ウインドー)は7月15日(金)~8月12日(金)となる。移籍市場がオープンになっているのは8月12日(金)までなので残りはあと1週間ほど。これからの1週間は駆け込みでたくさんの移籍が成立すると考えられる。8月4日(金)の夜の時点では90件ほどの移籍が成立しているがJ1勢はG大阪・清水・神戸・名古屋・湘南など残留争いに巻き込まれているチームが積極的な動きを見せている。
23節を終えた時点で「残留は絶対大丈夫 or ほぼ大丈夫」と言えるのは8位で勝ち点「32」を獲得している浦和までと考えられる。9位で勝ち点「29」の鳥栖よりも下のチームは残留争いに巻き込まれていると言えるが最下位の清水でも勝ち点「21」を獲得している。残留争いのレベルは過去最高クラスで高いと言える。優勝争いの方は首位の横浜FMが頭1つ半ほど抜け出したので今後の興味の対象は残留争いになる。
かつてないほどの熾烈な残留争いになっているが現時点で最も効果的な補強が出来たのはG大阪だろう。明らかな勝ち組と言える。23節を終えた時点では5勝11敗7分けで勝ち点「22」。18位の清水との差はわずか「1」となる。次の24節の福岡戦(A)がコロナの影響で延期になったが16位の磐田、17位の神戸、18位の清水の結果によっては降格圏に沈む可能性も出てきた。2012年以来となるJ2降格の危機を迎えている。