アビスパ福岡→ 昇格2年目の福岡は22節を終えた時点で6勝7敗9分けで勝ち点「27」。10位に位置するが今シーズンのJ1は8位の浦和以下が大混戦なので残留争いに巻き込まれている。16位のG大阪との差は「6」のみ。17位の清水との差も「7」のみ。油断はできない。着実に勝ち点を積み上げて1日でも早く残留争いから抜け出したいが23節はC大阪戦(A)、24節はG大阪戦(H)となる。大阪勢との2連戦はキーになる。
22試合で17得点というのは名古屋に次いでワースト2位となるが22試合で18失点というのはリーグ最少となる。ロースコアの試合が多くなっており、スコアレスドローの試合が何と7試合もある。堅い守備がベースとなるが得点力は不足している。特大の期待を集めた新戦力のFWルキアンが低調。22試合で3ゴールのみというのは大きな誤算と言える。FWフアンマ・デルガドも21試合で1ゴールと結果を出せていない。
得点力不足は深刻なレベルと言えるがFW山岸祐は奮闘中。チーム最多の6ゴールを挙げている。G大阪への移籍話が浮上して一時は「G大阪への移籍が有力」と言われたFW山岸祐の引き留めに成功したのは当然のことながら大きい。16位に位置するG大阪は残留争いのライバルの1つなので「ライバルクラブへの移籍」となると戦力的なダメージならびにショックは大きかった。引き留めに成功したのは良かった。