ヴィッセル神戸→ 開幕から低迷した神戸だったが吉田孝行監督になってからは4試合で3勝1分けと好調。ついに降格圏を脱出した。22節を終えた時点では5勝11敗6分けで勝ち点「21」となるが当然のことながら下との差はわずかである。16位のG大阪とは同じ勝ち点「21」、17位の清水との差は「1」となる。清水や磐田など残留争いのライバルとの直接対決で勝利できたのは大きかったが本当の勝負はこれからである。
32節が広島(H)、33節が川崎F(A)、34節が横浜FM(H)となる。終盤戦は上位チームとの対戦が続くことを考えると早い段階で「J1残留」を決めないと大変なことになるがムードは明らかに良くなっている。FW大迫が完全復活してスーパーサブ的な起用法ながら絶大な存在感を発揮しているのは大きいが夏の移籍市場が動き始めた時期は最下位の18位だったこともあって相当に積極的な動きを見せている。
獲得が決まったのはDF飯野(鳥栖)ならびにFWステファン・ムゴシャ(仁川U)の2人になる。ともに22節の鹿島戦(A)でデビューを飾ったがDF飯野は本来のポジションではない右ウイングで起用された。FWステファン・ムゴシャは途中出場だったが彼らが本格的に合流する前にチーム状態が上向きになったので逆に使い方は難しくなった。同じポジションのFW武藤嘉、FW大迫、DF山川哲などは好プレーを見せている。