J1勢の補強がひと段落ついてJ2やJ3のクラブが活発に動くフェーズに突入したが7月13日(水)に発表されたFW渡邉りょうの移籍(沼津→藤枝MYFC)はサプライズと言える。2020年と2021年はともに7ゴールを挙げるなど沼津の顔であるFW渡邉りょうに対する評価は高いので「夏の移籍市場でJ2のクラブ or J3の上位クラブへのステップアップの移籍」は十分に考えられたが同県のライバルの藤枝MYFCに移籍した。
サッカー界で禁断の移籍というとやはり「バルセロナからRマドリーへの移籍」 or 「Rマドリーからバルセロナへの移籍」になるが最も大きな話題になったのはMFフィーゴの移籍(バルセロナ→Rマドリー)になる。2000年10月に行われたカンプ・ノウでのバルセロナ戦はもはや伝説と言える。ボールを持ったらブーイングが飛び交うのは当たり前。ビン・ゴミ・ペットボトル・子豚の頭などがスタンドから投げ込まれた。
なので「シーズン途中に沼津のエースを引き抜いた」 or 「シーズン途中に藤枝MYFCのエースを引き抜かれた」というのは双方にとっては大きな話である。両クラブのパワーバランスが大きく崩れる可能性もあるが人気や注目を集めるためにはプロレス的なやり取りも時には必要なので結構な話題になっている今回の移籍話もうまく活用したいところ。少なくとも8月に行われるダービーの時は最大限に活用したい。