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【ファジアーノ岡山】 MF乾貴士が練習参加。オファーに発展することはあるのか？否か？ | | |　

■　岡山の練習に参加して調整

トラブルを起こして6月9日(木)にC大阪との契約が解除となったMF乾の移籍先として現時点で名前が挙がっているのは神戸になる。契約解除が決まった日の翌日にsponichiが「複数の関係者によると神戸をはじめJ複数クラブが興味を示している模様」と報じた。さらに同じ記事の中で「今後はJ2クラブの練習に参加して調整する方針」、「コンディションを上げながら正式オファーを待つことになる。」とも報じられた。

「今後はJ2クラブの練習に参加して調整する方針」と報じられたのでどのクラブがMF乾を受け入れるのか？が注目されていたが岡山と判明した。岡山の公式サイトが『6月15日より当面の間、乾貴士選手がトップチームの練習に参加することとなりましたので、お知らせいたします。』という内容のリリースを報じた。ただ、同時に『なお、本練習参加は契約を前提としたものではございません。』と書かれている。

この文面がなければ「MF乾を獲得するのか岡山なのか？」とヒートアップしたと思うが現時点での報道を見聞きする限りでは「本人はJ1のクラブへの移籍を希望している。」という。この件でお膝元の山陽新聞は「契約前提ではなくてコンディション調整が目的」、「木山監督がMF乾と親交があったことから練習参加が決まった。」、「練習参加の期間は無期限」と報じた。かなり珍しい形の練習参加となる。

■　最後に試合に出場したのは4月5日

行き場がなくなった選手がまず頼るのは古巣になる。母校の練習に参加するケースもあるが仮にMF乾があのまま海外でプレーしていたとしたら古巣であるC大阪の練習に参加してコンディションを調整することになったと思うが今回の件でC大阪との関係は完全に途切れた。木山監督の下でMF乾がプレーした経験はないので「意外な関係性」と言えるが1人で練習をしてコンディションを上げるのは大変である。

最後にJ1の試合に出場したのは4月5日なので2か月ちょっとが経過した。ようやく練習には参加できるようになったが2か月ちょっとのブランクを埋めるのはかなり大変である。もちろん、個人的にトレーニングはしていたと思うが大きなハンディとなる。獲得に乗り出すクラブは少ないと思うが「どのくらい動けるのか？をチェックしたい。」と考えているクラブは多いはず。MF乾にとってはアピールのチャンスになる。

今年のJリーグの第2登録期間(ウインドー)は7月15日(金)～8月12日(金)となる。J1の場合は7月16日(土)と7月17日(日)に行われる22節から夏の移籍市場で獲得した選手が出場可能となる。J1のクラブに移籍した場合はラスト13試合、J2のクラブに移籍した場合はラスト16試合に出場可能となるが今年は日程がイレギュラーなのでどちらにしても例年と比べると夏に獲得した選手が出場できる試合数は限られる。

■　たくさんのメディアが岡山の練習に・・・。

「神戸への移籍話」に関しても6月10日(金)以降は全く流れておらず。即戦力としてMF乾を必要としているクラブがあるのであれば「7月16日(土) or 7月17日(日)からしか使えない。」とは言っても1日でも早くチームに合流して練習に参加してコンディションを上げるとともにチームメイトと関係性を築く作業をしないといけないが岡山の練習に参加するということは神戸を含めて具体的な話はないのかもしれない。

岡山での練習初日の後、メディアの前でいろいろなことを話したが注目度は高くてたくさんのメディアが岡山の練習にやってきたようだ。良くも悪くも注目度は高い。岡山はちょうど半分の日程を終えた段階で8勝4敗8分けで4位。「初のJ1昇格」を目指して好位置に付けているが20試合で26得点というのは昇格を目指すチームとしてはかなり少ない得点数になる。やはり、得点力をアップさせないと悲願のJ1昇格は難しい。

現時点では木山監督も本人もクラブも「岡山への入団」に関しては否定しているが木山監督は「将来はどうなるか分からないですけど・・・。」とコメントしており、MF乾自身も「このまま練習を続けて、このチームでプレーしたいと思う可能性もなくはないです。」とコメントしている。全否定をしているわけではないのでJ1のクラブからのオファーが無いままであれば岡山がオファーを出すこともあり得なくもない。

このあたりは「世間の空気」や「サポーターの反応」などを読みながら岡山のフロントは方針を決めることになると思うが岡山に加入する場合はJ2の27節から出場可能。ラスト16試合でプレーできる。気になる資金面も半年契約であれば5,000万円ほどあれば獲得は可能と考えられる。練習参加でこれだけ注目されるのであれば観客動員の部分でもかなりの貢献が期待できる。岡山入りはあり得ない話ではなさそうだ。

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