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【U-23アジア選手権：日本×タジキスタン】 MF松木玖生が先制弾！2位通過で次の相手は韓国！ | | |　

■　GLの3試合目

U-23アジア選手権のGLの3試合目。1勝1分けで勝ち点「4」の日本はタジキスタンと対戦した。タジキスタンは2連敗ですでにGL敗退が確定している。日本は引き分け以上で決勝トーナメント進出が確定する。同じ1勝1分けのサウジアラビアは初戦のタジキスタン戦で5対0と大勝しているので別会場のサウジアラビア vs UAEでサウジアラビアが勝利することを想定して日本には大量ゴールが求められる。

日本は「4-1-2-3」。GK小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)。DF内野貴(デュッセルドルフ)、DF馬場晴(東京V)、DF木村誠(山形)、DF畑大雅(湘南)。MF松岡大(清水)、MF山本理(東京V)、MF松木玖(FC東京)、MF山田楓(京都)、MF三戸(新潟)。FW佐藤恵(明治大)。2節のサウジアラビア戦で退場になったFW藤尾は出場停止。大学生のFW佐藤恵がスタメンで起用された。2試合連続スタメンはMF山本理のみ。

ベンチスタートになったのはGK鈴木彩(浦和)、GK佐々木(柏)、DF半田(山形)、DF鈴木海(栃木SC)、DFチェイス・アンリ(シュツットガルト)、DF加藤聖(長崎)、MF藤田譲瑠チマ(横浜FM)、MF斉藤光(ロンメル)、FW細谷(柏)、FW鈴木唯(清水)、FW中島大(札幌)の11人。メンバーを大きく入れ替えて首位通過を目指すことになった。第3キーパーという立ち位置のGK佐々木はまだ出場機会を得られていない。

■　3対0で勝利したものの2位通過・・・。

首位通過の場合は準々決勝の相手はベトナムになる。一方で2位通過の場合は準々決勝の相手は韓国になる。当然のことながら、早い段階で韓国と当たることは避けたい。「5点差以上で勝つ。」というのが日本の1つの目標だったが前半11分にCKの流れからCBのDF馬場晴がうまくつないだボールをファーサイドで待っていた今大会初出場となるMF松木玖がアクロバティックに合わせて日本が先制に成功する。

前半27分にはゴールやや右寄りの少し距離のある位置でFKを獲得するとMF山田楓が直接狙ったがバー直撃でゴールならず。前半30分には相手のミスからFW佐藤恵が倒されてPKを獲得したがVARで確認した結果、ノーファールでPKは取り消しとなった。前半44分にもMF山本理が倒されてPKを獲得。MF松木玖がキッカーを任されたが左のポストに直撃。追加点のチャンスを逃した。前半は1対0で終了した。

後半12分に高い位置でプレッシャーをかけてボールを奪うとFW佐藤恵が無人のゴールに流し込んで追加点を奪った。畳みかけたかったが後半20分にMF三戸がラフプレーで退場。またしても10人になった。その後は守る展開になったが後半49分に途中出場したDF半田のスルーパスから抜け出したFW中島大が鮮やかなループシュートを決めて3点目。3対0で勝利した日本は2勝1分けで2位通過となった。

■　MF松木玖が得意の形から先制ゴールをゲット！

別会場の試合はサウジアラビアが2対0でUAEを下したので2勝1分けで日本とサウジアラビアが並んだが得失点差の関係でサウジアラビアが首位。日本は2位となった。準々決勝のカードはサウジアラビア vs ベトナム、日本 vs 韓国となった。いきなり日韓戦になるが勝ったチームはウズベキスタン or イラクと対戦することになる。できれば早期の韓国戦は避けたかったので「やや不本意な2位通過」と言える。

大量ゴールが欲しかった試合で前半11分にセットプレーからゴールを奪えたのでそのままの勢いでゴールを積み重ねたかったが2点目が遠かった。3ゴールにとどまったが引き分け以上が求められる大事な試合で先制ゴールを奪ったMF松木玖はさすがである。「セットプレーのときにファーサイドに陣取って左足で決める。」というゴールシーンは青森山田高の頃から頻繁に見られたお得意の得点パターンである。

五輪代表は「4-1-4-1」を採用しているが中盤の人材はかなり豊富である。インサイドハーフでプレーできる選手がたくさんいる。パリ世代の中では下の方の学年になるがMF松木玖と言えども安泰ではない。競争は激しいが「点が取れる。」というのは彼の一番の武器である。中盤の選手としては破格の得点力を持った選手である。PKは外してしまったが勝負強さも併せ持っている。いいアピールが出来た。

■　フォワードの2人がゴールをゲット！

CFの2番手と目されるFW藤尾が出場停止ということもあってFW佐藤恵が1トップの位置で起用された。ウイング系の選手なので1トップでのプレーはあまり慣れていないのではないか？と思うが貴重な追加点のゴールを決めた。持ち味であるドリブルで仕掛ける場面はほとんどなし。自分の良さを出せたとは言えないが結果は残した。2点目は連動したプレスから相手キーパーのミスを誘発することが出来た。

退場者が出た後、3点目を奪えたのは良かった。FW中島大のループシュートが決まったがその前の後半23分にもクロスからネットを揺らした。この場面は惜しくもオフサイドで幻のゴールとなったが存在感を発揮した。FW中島大は3試合ともベンチスタート。3試合連続で途中出場となったが「点が欲しい時間帯で投入できるカード」としてはかなり魅力的な選手である。ゴールという結果を出せたのは大きい。

勿体なかったのは後半20分のMF三戸のレッドカードになる。悪意のあるプレーではなかったが危険なプレーになってしまった。2節に続いて退場者が出たことで「目標だった5点差以上での勝利」は絶望的になった。大勢にはそこまで大きな影響はなかったがFW藤尾にしても、MF三戸にしても、今回の大会で自分をアピールしないといけない立ち位置の選手である。自身の出場機会を減らす結果になってしまった。

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　・2022/03/24 　【U-23ドバイ杯：日本×クロアチア】大岩JAPANは白星スタート。決勝ゴールを決めたのはMF小田裕太郎。
　・2022/03/30 　【U-23ドバイ杯：日本×カタール】ベルギー2部のMF斉藤光毅。ドリブルの切れは健在！！
　・2022/03/30 　【U-23ドバイ杯決勝：日本×サウジ】売り出し中のFW細谷真大が決勝ゴール。大岩JAPANが頂点に・・・。