■ J3の第10節J3の第10節。4勝2敗3分けで勝ち点「15」の長野パルセイロはホームの長野UスタジアムでFC岐阜と対戦した。FC岐阜は4勝4敗1分けで勝ち点「13」。三浦俊也監督との契約を解除したFC岐阜は天皇杯を含めると監督交代後は4戦全勝。明らかにチーム状態は良くなっている。コロナの影響で延期となった4節の鳥取戦(H)も完勝だったので一気に上位チームとの差が縮まった。長野との差は「2」まで接近した。
ホームの長野は「4-1-2-3」。GK大内。DF池ヶ谷、喜岡、秋山拓、杉井。MF住永、佐藤祐、坪川。FW三田尚、宮本拓、森川。左SBはDF水谷がベンチ外。柏U-18出身のDF杉井が左SBでスタメン出場となった。3ゴールのFW森川がチーム内得点王になる。新加入のDF池ヶ谷、MF佐藤祐、FW宮本拓の3人はいずれもY.S.C.C.横浜時代にシュタルフ悠紀リヒャルト監督の指導を受けている。DF船橋はベンチ外となった。
アウェイのFC岐阜は「3-4-2-1」。GK松本。DF大西遼、服部康、舩津。MFヘニキ、庄司、菊池大、宇賀神、ンドカ・チャールス、藤岡。FW石津。当初は元・日本代表のMF本田拓がスタメンだったがアクシデントが発生。MFヘニキに変更となった。7試合で5ゴールのMF藤岡がチーム内得点王になる。8節の藤枝戦(A)でハットトリックを達成したMF藤岡は3試合連続ゴール中。ここ3試合で5ゴールを奪っている。
■ 上位候補同士の対決はドロー試合の前半はどちらかというと静かな展開になったが前半36分にFC岐阜が高い位置からプレッシャーをかけてボールを奪うとMF庄司の絶妙なパスを受けたMF藤岡が決めてアウェイのFC岐阜が先制に成功する。MF藤岡は4試合連続ゴール。今シーズン6ゴール目となった。前半41分にFW宮本拓に決定機が訪れたが決められず。長野は絶好の同点のチャンスを逃した。前半は1対0とFC岐阜がリードして終了した。
迎えた後半は立ち上がりから長野ペースになった。左ウイングのFW森川のドリブルから立て続けにチャンスを作った。後半4分のFW宮本拓のヘディングは決まらなかったが後半14分にMF佐藤祐のパスを受けたFW宮本拓がドリブルで仕掛けてから左足でミドルシュートを決めて1対1の同点に追いついた。さらに後半31分には途中出場した大卒ルーキーのMF山中麗が決めて長野が2対1と逆転に成功する。
FC岐阜は後半50分に途中出場したMF村田透が左サイドからクロスを入れるとファーサイドに入って来た同じく途中出場のMF窪田稜が押し込んで土壇場で2対2の同点に追いついた。MF窪田稜は今シーズン3ゴール目。2試合連続で途中出場でゴールを決めた。後半のアディショナルタイムに追いついたFC岐阜は貴重な勝ち点「1」を獲得した。目前まで迫っていた勝利を逃した長野は3試合勝ちなしとなった。
■ MF藤岡は4試合連続ゴールで早くも6ゴール目!横山監督になってリーグ戦は3試合目となるFC岐阜は「勝って3連勝」となると上位争いに参加することが出来たがドローに終わった。前半は優勢だったが後半になると暑さの影響なのか、足が止まって劣勢の展開になった。人数はそろっている中、1失点目も2失点目も中央を割られてしまったが若手コンビが活躍して勝ち点「1」を拾った。負けると勢いは止まってしまうのでFC岐阜にとっては価値あるドローと言える。
殊勲の同点ゴールを決めたのはMF窪田稜だったが9試合で3ゴール目。ベテラン主体のFC岐阜の中で大きな存在感を発揮している。同点ゴールをアシストしたのも若手のMF村田透だったがこちらも4アシスト目。今シーズンは結果を残している。FW石津やMF菊池大やFW田中順など実績のある選手をたくさん抱えているがMF窪田稜、MF村田透、MFンドカ・チャールスなど若手が活躍すると活気が生まれる。
4戦連発となったMF藤岡は早くも6ゴール目となった。多くのチャンスに絡めているわけではないが肝心なところでチャンスに絡んでくる。「ここ最近はずっと彼の決定力ならびに勝負強さに助けられている。」と言える。MF藤岡の先制ゴールの場面は前からのプレスがハマった。MFンドカ・チャールスが高い位置でボールを奪ったがその後も上手くパスが回った。MF庄司のラストパスは絶妙だったと言える。
■ 長野にとっては悔やまれるドロー長野にとっては悔やまれるドローと言える。後半のアディショナルタイムの失点シーンは左SBのDF杉井が直前のプレーで足を攣ってピッチを離れた。FC岐阜の攻撃の最中にピッチに戻ることが許されたがDF杉井が不在のときに左SBに下がっていたDFデューク・カルロスとのポジションチェンジは行われず。そのままMFデューク・カルロスは左SBでプレーしてDF杉井はサイドハーフでプレーしたが裏目に出た。
後ろにMF窪田稜がいたことはMFデューク・カルロスも把握していたと思うが攻撃型のプレーヤーなのでクロス対応など守備はあまり得意ではない。左SBのみならず、CBやボランチでもプレーできるDF杉井の方がサイドから入ってくるクロスに対して適切な対応が出来た可能性は高い。MF杉井が足を攣ったときはすでに5人の交代が終了していたので選手交代は無理。長野はややアンラッキーな形で失点をした。
昇格争いのライバルになりそうなFC岐阜が勢いに乗り始めているときに土を付けることが出来ると長野にとって大きかったが「仕方がない。」というしかない。ポジティブに考えられるのは長野の下部組織出身で大卒1年目のMF山中麗が逆転ゴールを決めたことになる。J3では2試合目の出場。逃げ切っていたら彼がヒーローだったのでその点でも悔やまれる失点になったが個人技から見事なシュートを突き刺した。
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