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【W杯：組み合わせ抽選会】第1ポットで絶対に避けたいのはブラジル。フランスやアルゼンチンも出来れば避けたい。 | | |　

■　W杯の抽選会が行われる。

カタールW杯は11月21日から12月18日にかけて開催されるが3月31日(木)の夜の時点では32か国のうち、29か国が確定した。残りは3枠となるが

　・コスタリカ or ニュージーランド
　・UAE or オーストラリア or ペルー
　・スコットランド or ウクライナ or ウェールズ

となる。ロシアのウクライナ侵攻によって欧州予選も延期になったが3月のFIFAランキングが発表されてそれぞれのポット分けも確定した。今大会はFIFAランキングの上位チームがかなり順当にW杯出場を決めたが強豪が集まる第1ポットはブラジル・ベルギー・フランス・アルゼンチン・イングランド・スペイン・ポルトガルに加えて開催国のカタールとなった。カタールは同じアジアの国なので日本とは同組にならない。

よって7大会連続のW杯出場を決めた日本代表は「ブラジル・ベルギー・フランス・アルゼンチン・イングランド・スペイン・ポルトガルのいずれか」と対戦することになるが絶対に避けたいのはやはりブラジルになる。ブラジル代表は最新のFIFAランキングでやっとベルギーを抜いて久々に1位に返り咲いたが日本にとっては最も戦いにくい相手である。いつ対戦してもどこで対戦しても善戦できそうな雰囲気はない。

過去のW杯では2006年のドイツW杯のGLの3戦目で対戦したが1対4で敗れた。3点差くらいで敗れる試合が多くなっており、FWネイマールにはやられまくっている。基本的な技術が段違いに高くてアイディアもあるので対応するのは難しい。逆にブラジルはいつ対戦しても日本戦は大勝しているので見下した状態で戦うことが出来る。「絶対に避けたいのはブラジル代表」と言える。引き分けるのもほぼ無理と言える。

■　マシなのはベルギーとイングランドとポルトガル

他の6カ国はそれなりに付け入るスキはあると思われる。この6か国はどこになっても大きな差はないと思うが出来れば避けたいのはフランスとアルゼンチンとスペインになる。フランスは身体能力が高い選手が多いので圧倒される可能性がある。アルゼンチンは同じ南米のブラジルと同様で技術が高いのでずっとボールを持たれる展開になる可能性が高い。スペインも完成度の高いチームなので厄介な相手である。

比較的、マシなのはベルギーとイングランドとポルトガルの3つになる。もちろん、この3チームと対戦した場合も攻め込まれる展開になると思うがW杯やコンフェデなど過去の大会を振り返ってみても日本代表としては南米勢よりは欧州勢の方が戦いやすい。ベルギーとは4年前のW杯で対戦して2対3で敗れているが4年前と比べるとベルギー代表の力はやや落ちており、4年前よりはいい勝負になる可能性はある。

「第1ポットがどこになるのか？」は大いに注目されるが大事なのは「何試合目に第1ポットのチームと対戦するのか？」である。初戦で当たるのか？2戦目になるのか？3戦目になるのか？は大違いである。例えば3戦目であればすでにブラジルやアルゼンチンやフランスといった第1ポットの強豪国は2連勝してすでに決勝T進出を決めている可能性もある。逆に1戦目だと強豪国のエンジンがかかっていない可能性もある。

■　第2ポットは差が激しい。

「どこと同じ組になるのか？」と同じくらい「第1ポットのチームと何試合目で対戦するのか？」は注目に値するが決勝T進出が大きな目標となる日本代表にとっては「第1ポットのチームがどこになるのか？」よりも「第2ポットのチームがどこになるのか？」の方がより重要である。現実的な話をすると1位通過は難しい。第2ポットのチームを蹴落として2位以内に入ることが出来るか？否か？がポイントになる。

第2ポットは差が激しい。ドイツ・オランダ・メキシコ・アメリカ・デンマーク・スイス・ウルグアイ・クロアチアが組み込まれたが絶対に避けたいのは、当然、ドイツとオランダになる。比較的、組みやすいのはスイス・デンマーク・アメリカになる。メキシコ・ウルグアイ・クロアチアもスタイル的な相性は良くないと思うがドイツやオランダよりはマシである。第2ポットがどこになるか？は最大の注目点になる。

第4ポットで確定したのはカナダ・カメルーン・エクアドル・サウジアラビア・ガーナの5つになる。残り3つは最初に触れた国にチャンスがあるがサウジアラビアと同組にはならず。また、「UAE or オーストラリア or ペルーの勝者」が日本と同じ組になることもないと思われるのでカナダ・カメルーン・エクアドル・ガーナ・「コスタリカ or ニュージーランド」・「スコットランド or ウクライナ or ウェールズ」になる。

となると、「コスタリカ or ニュージーランド」が最も組みやすい相手と言える。カナダやエクアドルもW杯での実績が乏しいことを考えるとマシな相手である。最も避けたいのはガーナになる。「欧州・欧州・日本・ガーナ」となると死のグループになる。「スコットランド or ウクライナ or ウェールズ」は相性的には悪くないと思うがウクライナがこういう状況なので現地のサポーターはウクライナを応援するだろう。

日本にとってアウェイの雰囲気になる可能性は高いので出来ればウクライナと同組は避けたい。また、カメルーンは日本にとっては悪くない相手と言える。1990年のイタリアW杯のベスト8進出が強烈な印象として残っているがカメルーン代表が決勝T進出を果たしたのはこの大会のみ。以後は5回連続でGL敗退に終わっており、この5大会で勝利したのは2002年の日韓W杯のGLの2戦目のサウジアラビア戦のみとなる。