■ 「日本・サウジアラビア・オーストラリア・韓国・イランの5強」近年のアジアサッカー界は「日本・サウジアラビア・オーストラリア・韓国・イランの5強」と言われる。2019年のアジア杯を制覇して自国開催のW杯を控えるカタール代表も強化が進んでいるがW杯に出場した経験がないことを考えると5強との差は大きい。今回のW杯のアジア最終予選はA組にイランと韓国、B組に日本とサウジアラビアとオーストラリアが入ったが予想どおりでA組はイランと韓国がW杯行きを決めた。
B組はサウジアラビアとオーストラリアが開幕3連勝。好スタートを切った。その一方で日本は開幕3試合で1勝2敗と出遅れた。3節を終えた時点で「6差」となったが4節から6連勝した日本が9節を終えた時点で首位に浮上した。最終節はホームのベトナム戦であることを考えると「首位通過の可能性は高い。」と言える。オーストラリアは3位が確定してA組で3位になったチームとプレーオフを戦うことになった。
開幕3連勝した後、オーストラリアは6試合で1勝2敗3分けとなる。ライバルの日本と対戦して2戦全敗となると2位以内は難しい。急失速したがUAEやイラクとの対戦になることが予想されるプレーオフを勝ち上がっても最後に南米で5位のチームに勝たないといけない。ペルー or コロンビア or チリなので相当にきつい話である。「サッカルーズ」は2006年のドイツW杯から続く5大会連続のW杯出場に黄色信号が灯った。