今オフの移籍選手の評価 (「S」→「A」→「B」→「C」→「D」→「E」)藤田俊哉(名古屋→熊本) 評価「B」
→ MF名波浩とのコンビでジュビロ磐田の黄金時代を支えた日本サッカー史に残るミッドフィールダーがJ2で2年目を迎える熊本入り。51試合というタフなリーグの中で、フル出場は難しいだろうが、彼の経験とリーダーシップは若いクラブの最高のお手本となるだろう。
坪内秀介(札幌/神戸→大分) 評価「B」
→ 守備の中心であるDF深谷が大怪我のためディフェンスラインに人材を欠いていた大分がレンタルで獲得。当面は、DF藤田らとストッパーのポジションを争うことになるが、プロに入ってからはサイドバックが主であり、シャムスカ監督の戦術的なオプションを広げる意味でも重要な補強となりそうだ。左サイドだけでなく右サイドをこなす柔軟性がある。
吉原宏太(大宮→水戸) 評価「B」
→ トルシエ時代に日本代表も経験したストライカー。ここ数年は思うような結果を残せていないが、ゴール前のポジショニングとシュートセンスは一級品。財政的に厳しい水戸からのオファーに対して、お金ではなく、心意気で水戸入りを決断。エースFW荒田とのコンビが注目の的。
石井俊也(京都→熊本) 評価「C」
→ 2007年にJ2だった京都サンガをJ1昇格に導いたときの大車輪の活躍が印象深い守備的ミッドフィールダー。シドニー五輪代表の候補選手であり、若い頃からタフな経験を積んできたいぶし銀のベテラン。MF藤田とともにチームを引っ張っていける存在である。
廣山望(東京V→草津) 評価「C」
→ パラグアイ、フランス、ポルトガルと世界中を渡り歩いたベテランアタッカーが新天地に選んだのがJ2のザスパ草津。背番号「10」を与えられていることからもクラブの大きな期待が分かる。2008年は16試合の出場にとどまったが、2007年は32試合で7ゴール。攻撃の中心の一人として東京VのJ1昇格に大きく貢献した。パサーが多い草津の中盤でドリブルやランで変化をつけられる存在。
米山篤志(名古屋→栃木SC) 評価「C」
→ 2008年はストイコビッチ監督の名古屋で中盤の控えとして貴重な戦力となったが、若返りを図るチームから戦力外通告を受けてJ2初挑戦の栃木SCに加入。東京V時代から守備力だけでなくビルドアップ能力にも定評があるだけに、攻守両面でキープレーヤーとなる可能性も十分。
宇留野純(甲府→熊本) 評価「D」
→ 桐光学園時代ではMF中村俊輔の1年後輩。2006年にJFLのHONDAから甲府にステップアップし、攻撃的なポジションで活躍を見せた。病と闘いながらもサッカーをあきらめることなく、今シーズンからJ2の熊本に移籍。FW高橋泰の抜けた前線で存在感を示すことができるか。
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