アタッカー編→ この世代のアタッカーの顔はMF久保建(マジョルカ)になる。日本代表でもリーガ・エスパニョーラでもファンが期待するような活躍はできず。やや伸び悩んでいるのは否めないが「パリ世代=久保世代」である。惜しくもメダルには届かず4位に終わった東京五輪の雪辱を3年後のパリ五輪で果たすことを期待するサポーターは多いと思うがフル代表で主力になっていたらパリ五輪は不参加になるだろう。
2008年の北京五輪に飛び級で出場したロンドン五輪のときのMF香川と同じ状況になる可能性はある。むしろ、順調に成長して「五輪代表は卒業」となった方が日本にとっても本人にとっても望ましい話である。MF久保建が不在となると世間一般の注目度は低下すると思うがそれでも過去の五輪代表と同様でアタッカーのポジションの層は厚い。有望株はたくさんいるので「穴を埋めるのは十分に可能」と考えられる。
パリ世代の攻撃の中心候補として、今、最も期待を集めているのはMF荒木遼(鹿島)になる。東福岡高のときはそこまで目立つ選手ではなかったが鹿島で大きく成長。2021年はベストヤングプレーヤー賞を受賞する活躍を見せた。早期の海外移籍も噂されており、昨年末には初めて日本代表に選出されている。フル代表でデビューを果たすのも時間の問題になっており、パリ五輪代表チームの10番候補の筆頭に挙げられる。