ボランチ編→ このポジションは2022年1月に行われた日本代表の候補合宿にも召集されたMF松岡大(清水)がレギュラーに最も近い立ち位置にいる。2019年に行われたトゥーロン国際大会のメンバーにも飛び級で選出されるなど東京五輪代表チームの活動にも絡んだが鳥栖ならびに清水で実績を積み上げている。昨秋のU-23アジア選手権の予選のメンバーにも選出されており、キャプテン候補の1人に挙げられる。
今オフに移籍を決断したMF藤田譲瑠チマ(徳島→横浜FM)も有力なレギュラー候補と言える。2020年にJ2の東京Vで頭角を現して昨オフにJ1の徳島に引き抜かれたがJ1でも力を示した。さらに規模の大きいクラブである横浜FMに移籍してどんなプレーを見せるのか?は興味深い。172センチなのでサイズには恵まれていないが尽きることのない運動量を持っており、基本的な技術も高くて、身体能力も高い。
やや伸び悩んでいるのはMF山本理(東京V)になる。MF藤田譲瑠チマとは東京Vユースの同級生になる。ユース時代はMF藤田譲瑠チマよりもはるかに高い評価を得ていたがここ2年ほどは停滞しており、東京Vで定位置を確保しきれない。殻を破るきっかけをつかめずにいるが精度の高い左足を持っている。「左利きでパサー系の選手」はパリ世代もほとんどいないことを考えると「ブレイクしてくれないと困る選手」である。