■ FWヴィニシウス・アラウージョ(山形)を獲得2021年は20勝10敗12分けで5位。好成績を残した町田には初のJ1昇格の期待が集まるがオフの補強はまずまずだった。10ゴール10アシストと躍動したMF吉尾(→横浜FM)はレンタルバックとなったがこれは致し方なし。個人昇格が考えられたMF平戸、MF佐野海、DF奥山など保有権を持つ主力はほぼ全員が残留した上でGKポープ・ウィリアム(大分)、DF翁長(大宮)、DF岡野洵(千葉)、FW山口一(松本)などを獲得した。
「十分な補強が出来た。」と言えたが開幕直前の2月13日(日)にFWヴィニシウス・アラウージョ(山形)の獲得も発表された。2020年は37試合で14ゴール4アシスト、2021年は怪我に苦しんだが26試合で14ゴール4アシスト。2年間で計28ゴールを挙げているJ2トップストライカーの1人を完全移籍で獲得した。山形との契約がまとまらずに退団することはすでに発表されていたが「開幕直前のサプライズ移籍」と言える。
2021年の町田は万遍なく攻撃陣が結果を残した。MF吉尾が10ゴール、MF太田修が9ゴール、MF平戸が8ゴール、MF長谷川アーリアジャスールが7ゴール、FW中島裕は6ゴール、FW鄭大世は5ゴール、FWドゥドゥは4ゴールを記録した。他にはボランチのMF佐野海も6ゴールを挙げているので「どこからでも点が取れる」というのは大きな武器になったが、やはり、ゴールを量産できるストライカーが欲しかった。