2022年1月22日(土)の夜の時点 → 76名分の集計結果
7番手 : 町田ゼルビア ・・・ 平均予想順位 : 7.66位
→ ポポヴィッチ監督になって3年目の町田は今オフもMF平戸やMF佐野海など主力の大半はチームに残った。10ゴール10アシストと躍動したMF吉尾(→横浜FM)はレンタルバックとなったが各ポジションに力のある選手を揃えている。オフの移籍市場で獲得したFW山口一(松本山雅)、DF翁長(大宮)、DF岡野洵(千葉)、GKポープ・ウィリアム(大分)などもかなりの実力者なので「戦力アップに成功した。」と言える。
「十分にJ1初昇格を狙える戦力になった。」と言えるが、やはり、初昇格のチャンスというのは何回も連続してやって来るわけではない。2022年もJ1昇格を逃すようだとMF平戸やMF佐野海やMF高江やMF太田修など評価の高い選手はチームを離れる可能性が高まる。このチャンスを逃したくない。開幕前のJ2の順位予想で町田がこれだけ高く評価されるのは初めてとなる。過去最高は2019年で8.87位(9番手評価)となる。
6番手 : アルビレックス新潟 ・・・ 平均予想順位 : 6.91位
→ アルベル監督が退任して松橋監督が就任した新潟は新シーズンの出だしの段階でたくさんのコロナの感染者が出ており、高知キャンプが中断するという非常事態となった。年間を通して戦うための基礎体力を作らないといけない時期に練習に参加できない選手がたくさんいるのはかなり厳しい。Jリーガーの感染者はたくさん出ているが1月22日(土)の夜の時点では「新潟が最も大変な状況になっている。」と言える。
まさかの事態になっているが心配された主力の流出はほとんどなかった。MF本間至、FW谷口海、MF高宇洋、MF高木善などJ1のクラブに移籍をしてもおかしくなかった中心選手が揃って残留したのは良かった。その上でDFトーマス・デン(浦和)、MF伊藤涼(水戸)、MF松田詠(大宮)などを獲得したので戦力は相当にUPした。「継続路線」だと思うが初めてJリーグのクラブを率いる松橋監督はどんなチームを作るだろうか?
5番手 : モンテディオ山形 ・・・ 平均予想順位 : 6.69位
→ クラモフスキー監督になってから好成績を残した山形の平均予想順位は6.69位。2021年の開幕前は「京都や長崎と並んで優勝候補の一角」に挙げられたが昨シーズンと比べると評価はやや下がっている。14ゴールを挙げたFWヴィニシウス・アラウージョ(→未定)の退団が正式に決定して攻撃の中心だったMF中原輝(→C大阪)もチームを離れた。昨シーズンの開幕前と比べるとマイナス材料は少なくない。
ただ、それでも、期限付き移籍だったMF山田康を完全移籍で獲得するなどオフの補強はまずまずだった。サイドアタッカーのMFチアゴ・アウベス(ピアスト・グリヴィツェ)もスピードがあって能力の高い選手なのでMF新垣(北九州)、FW藤本佳(愛媛FC)、FW鈴木国(松本山雅)などの新戦力が噛み合ったら攻撃陣はJ2屈指になるだろう。徳島から加入したボランチのMF小西は組み立ての時にアクセントになるだろう。
4番手 : ジェフ千葉 ・・・ 平均予想順位 : 6.49位
→ 5番手評価の山形、6番手評価の新潟との差はわずかとなるがこの2チームを少しだけ上回って千葉が4番手評価となる。平均予想順位は6.49位なので「昇格候補の1つ」と言える。近年はJ2でも中位に甘んじるシーズンが多くなっているが開幕前の評価は、ほぼ毎年、かなり高い。J2に降格した2010年以降の12年間の平均の平均予想順位は5.49位。10番手以下と評価されたのは2019年の12番手(=10.35位)のみ。
ただ、結果は出せておらず。12年間の最終順位の平均値は8.50位となる。平均予想順位よりも実際の順位の方が良かったのは2014年・2017年・2021年の3回のみ。3/12の確率になる。期待以下のシーズンになることがほとんどである。ほぼ毎年、「今年の千葉は一味違う。」、「オフの補強は良かった。」と評価されているが始まってみると苦戦するケースが多い。2009年以来のJ1復帰が大いに期待されるが・・・。
3番手 : 横浜FC ・・・ 平均予想順位 : 5.07位
→ MF松尾(→浦和)、MF瀬古樹(→川崎F)、DF袴田(→磐田)など大卒で横浜FCに加入した選手が流出するなど移籍市場の序盤戦は極めて苦しい流れだったが中盤戦以降に巻き返した。終わってみると「非常にいい補強が出来たクラブの1つ」に挙げられる。MF瀬古樹やMF松尾を売却して高額な移籍金を得ていると思うがリカバーに成功した。強力な外国人選手もほとんどが残留したので「昇格候補」に挙げられている。
FW小川航(磐田)、MF山下諒(東京V)、DF亀川(長崎)、DF中村拓(FC東京)などポテンシャルの高い選手をたくさん獲得できたのは良かった。4番手評価の千葉との差はかなり広がっていることを考えると「2022年のJ2の昇格争いは長崎・大分・横浜FCの3チームが中心になる。」と考える人が多いようだ。メンバーはかなり入れ替わったので札幌から引き抜く形になった四方田監督の手腕に大きな注目が集まる。
2番手 : 大分トリニータ ・・・ 平均予想順位 : 3.82位
→ 天皇杯で準優勝に輝いた大分は片野坂監督が勇退して下平監督が就任した。ともに現役時代は柏で活躍したが考え方ややり方などはよく似ている。入れ替えは少なくてメンバーはあまり変わらなかったので片野坂監督のサッカーを踏襲するのは間違いないところ。監督は交代したが「継続路線」と言える。1番手評価の長崎とも3番手評価の大分とも結構な差があるので「本命:長崎の対抗馬が大分」と言える。
選手の入れ替えは少なかったが守備の要だったDFエンリケ・トレヴィザン(→FC東京)がレンタル終了となった。新たに獲得したのはMFエドゥアルド・ネット(トンベンセ)、FWサムエル(ヴィトーリア)、DF伊東幸(千葉)、MF中川寛(京都)など。カギを握るのはストライカーのFWサムエルだろう。「6,000万円ほどの移籍金を支払った。」と報じられている。パワフルなストライカーである。2桁はノルマと言える。
1番手 : V・ファーレン長崎 ・・・ 平均予想順位 : 2.89位
→ 「DF毎熊とDF新里亮以外の主力がほぼ残留した長崎が2022年のJ2の優勝候補の筆頭」と言える。2番手評価の大分の平均予想順位が3.82位。大きな差があることを考えると「ダントツの優勝候補」と言える。2021年は開幕ダッシュに失敗したが松田浩監督になってからはハイペースで勝ち点を積み上げた。監督交代後の成績に限定すると2位で自動昇格を果たした京都の勝ち点ペースよりも良かった。
MFクリスティアーノ、FWエジガル・ジュニオ、MFカイオ・セザールという強烈な外国人に注目が集まるが2008年~2021年までの14年間で開幕前に1番手評価を受けたにも関わらず、J1昇格を逃したのは2012年の京都、2014年の磐田、2018年の大宮の3チームのみ。「11/14=78.6%の確率で1番手評価のチームは昇格を達成した。」というのはいいデータになる。この14チームの最終順位の平均値は2.50位。
表. J2編の順位予想の途中経過・76名分 (上位グループ)
ランク | クラブ名 | 平均予想順位 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位 | 9位 | 10位 | 11位 | 12位 | 13位 | 14位 | 15位 | 16位 | 17位 | 18位 | 19位 | 20位 | 21位 | 22位 |
1 | 長崎 | 2.89 | 29 | 16 | 12 | 2 | 3 | 3 | 2 | 2 | 2 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2 | 大分 | 3.82 | 14 | 14 | 13 | 9 | 9 | 3 | 6 | 2 | 0 | 2 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
3 | 横浜 | 5.07 | 11 | 12 | 12 | 8 | 5 | 5 | 5 | 3 | 2 | 2 | 4 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 |
4 | 千葉 | 6.49 | 5 | 5 | 7 | 8 | 12 | 6 | 3 | 8 | 5 | 4 | 3 | 1 | 4 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 |
5 | 山形 | 6.69 | 6 | 2 | 5 | 8 | 10 | 9 | 5 | 6 | 6 | 7 | 5 | 0 | 1 | 1 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
6 | 新潟 | 6.91 | 2 | 5 | 4 | 9 | 5 | 10 | 9 | 7 | 9 | 7 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 |
7 | 町田 | 7.66 | 1 | 4 | 7 | 4 | 8 | 9 | 7 | 5 | 6 | 6 | 5 | 4 | 2 | 1 | 1 | 3 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 |
投票 ・【J1】 今オフの補強で「特にいい補強だ。」と思うのはどれですか? (日本人編) → 1,809票
・【J2】 今オフの補強で「特にいい補強だ。」と思うのはどれですか? (日本人編) → 1,192票
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