2022年1月20日(木)の夜の時点 → 76名分の集計結果
14番手 : 大宮アルディージャ ・・・ 平均予想順位 : 13.41位
→ クラブ史上最悪の16位からの巻き返しを図る大宮の平均予想順位は13.41位となる。1つ下の15番手評価のFC琉球の平均予想順位は15.65位。大宮とFC琉球の差はかなり大きいので「FC琉球よりも下の8チームが降格候補」と言える。大宮が残留争いに巻き込まれると考える人はあまり多くないが「昨シーズンの16位から順位を大きく上げる。」と考える人も決して多くない。良くも悪くもJ2に定着しつつある。
大宮も霜田監督になってからはコンスタントに勝ち点を積み上げた。霜田監督にとっても勝負の2年目になるが選手の入れ替えはまずまず激しかった。MF黒川(→磐田)、DF馬渡(→浦和)、DF河面(→名古屋)などが流出してMF泉澤(甲府)、MF三幸(湘南)、MF大橋尚(金沢)、DF新里亮(長崎)などを獲得した。フォワードはやや手薄なので昨夏に加入してエースストライカーになったFW河田にかかる期待は大きい。
13番手 : 東京ヴェルディ ・・・ 平均予想順位 : 12.85位
→ 良くも悪くも静かなオフになった。近年に限らず、J2に降格してからの東京Vは有望な若手の流出に苦しんできた。昨オフもMF藤田譲瑠チマ(→徳島)やMF井上潮(→神戸)が流出した。ユース出身者の早いタイミングでの移籍はショックが大きいが今オフはユース育ちの若手の流出はゼロ。主力級の選手の移籍もDF若狭(→仙台)やMF山下諒(→横浜FC)など数名のみ。例年と比べるとかなり静かなオフになった。
一方、補強もそこまで積極的ではなかった。大学生を除くとFW阪野(松本山雅)、GK高木和(長崎)、DF山越康(大宮)、MFバスケス・バイロン(いわきFC)などを獲得したが話題になったのは青森山田高のときに冬の高校選手権で活躍したドリブラーのMFバスケス・バイロンくらい。昨シーズンと比べて戦力はあまり変わっていないと思うので11位や12位や13位あたりと予想する人が多くなっているのも当然である。
12番手 : 水戸ホーリーホック ・・・ 平均予想順位 : 10.58位
→ 水戸の平均予想順位は10.58位。12番手評価となったがオフの選手の入れ替えはかなり激しかった。FW中山仁(→仙台)、MF松崎快(→浦和)、GK牲川(→浦和)、FW藤尾(→徳島)、MF中里(→鈴鹿)などが抜けたのは当然のことながら痛いが例年とは違って即戦力として計算できるFW梅田魁(宮崎)、MF高井(山口)、GK山口(レクレアティボ・ウエルバ)、DF楠本(山口)などを獲得。「戦力収支はややプラス」と言える。
残留したDFタビナス・ジェファーソンやDF大崎航、新加入のGK山口瑠やFW唐山など若い選手がたくさんいることを考えると「波に乗って上位争いに参加しても何ら不思議はない。」と言える。FW木下(浦和)、MF椿(北九州)、MF土肥(広島)、MF前田椋(宮崎)なども加入したので中盤から前目のポジションは相当に選手層が厚くなっている。DF後藤田(青山学院大)など即戦力ルーキーも加入したので期待は高まる。
11番手 : 徳島ヴォルティス ・・・ 平均予想順位 : 9.86位
→ 徳島の平均予想順位は9.86位。11番手評価となったがJ1からJ2に降格した4チームの中では最も下の評価になった。MF岩尾(→浦和)を筆頭にFW垣田(→鳥栖)、FW宮代(→鳥栖)、MF藤田譲瑠チマ(→横浜FM)、MF小西(→山形)、MF鈴木徳(→C大阪)、DF福岡将(→G大阪)、GK上福元(→京都)など書ききれないほどたくさんの主力がチームを離れたことを考えると前評判が低くなるのは仕方がないと言える。
「1年でのJ1復帰は難しい。」と評価する人が多くなっているがそれでもDFカカ、FW一美、MF西谷和、MF渡井などは残留。FW藤尾(水戸)、MF白井永(岡山)、MF長谷川雄志(大分)、DF新井直(C大阪)、DF石尾(徳島)などを獲得したので「スタメンと考えられる選手の顔ぶれは他の上位候補と比べても見劣りしない。」と言える。一方で選手層が相当に薄くなっているのでMF櫻井(神戸)など若手の台頭が期待される。
10番手 : ベガルタ仙台 ・・・ 平均予想順位 : 8.45位
→ 2009年以来なのでかなり久しぶりのJ2となるが平均予想順位は8.45位。10番手評価なので前評判はあまり良くない。J1からJ2に降格した4チームの中で大分と横浜FCは「昇格候補の1つ」に挙げられているが仙台ならびに徳島の評価はあまり高くない模様。10位前後と予想する人が多くなっているがオフの補強はまずまずだった。移籍市場の序盤は流出や退団のニュースが主になったが中盤戦以降は盛り返した。
FW西村拓(→横浜FM)、GKヤクブ・スウォビィク(→FC東京)、DFアピアタウィア・久(→京都)、MF関口訓(→南葛SC)など軸だった選手が抜けたのでマイナスも決して小さくはないが昇格を狙える戦力になったと言える。特にJ2で過去に3度も2桁ゴールを記録しているストライカーのFW中山仁を獲得できたのは大きい。昨シーズンの終盤に手倉森監督からバトンを受けた原崎監督にとっても勝負の1年になるだろう。
9番手 : ファジアーノ岡山 ・・・ 平均予想順位 : 8.14位
→ 2022年のJ2でダークホースに挙げられているのは岡山になる。MF上門(→C大阪)、MF白井永(→徳島)、DF井上黎(→京都)という軸だった選手が流出したのでプラスの面だけではなかったがDFヨルディ・バイス(京都)とDF柳育崇(栃木SC)というJ2で最高クラスのCB2人の獲得に成功した。ともに得点力が高くて2人合わせると2021年は計13ゴールを奪っている。得点力不足の解消にも大きく貢献するだろう。
他にもFWチアゴ・アウベス(G大阪)やFWハン・イグォン(ソウルイーランド)を獲得してMFステファン・ムーク(アデレード・ユナイテッド)の加入もほぼ確実となった。積極的な補強を行って「新加入選手が上手く噛み合ったら昇格争いも可能」と言えるほどの戦力になったのは確かである。ちなみに過去に岡山が最も高く評価されたのは2013年。平均予想順位は8.27位だったので「過去イチ」の評価を受けている。
8番手 : ヴァンフォーレ甲府 ・・・ 平均予想順位 : 7.81位
→ 2021年も3位と安定した成績を残したが2017年以来のJ1復帰はならなかった。「新型コロナの影響でプレーオフが無くなったこと」の割を最も食ったクラブと言えるが安定した成績を残した伊藤彰監督が磐田に引き抜かれたので新たに吉田達磨監督を招聘した。柏や新潟やシンガポール代表でも監督を務めたがなかなか結果を出せておらず。甲府でも失敗していることを考えると驚きの人選だったと言える。
どのチームでも思うような結果を出せていない監督なので「低評価されるのも仕方がない。」というしかない。平均予想順位は7.81位で8番手評価となる。「順位を落とす。」と考える人が多くなっているが柏(15年)や新潟(16年)や甲府(17年)の時と比べるとチーム内にベースはある。前監督が構築したものをうまく活用できれば大きく崩れることはないと思われる。成功しなかった場合はフロントも批判されるだろう。
表. J2編の順位予想の途中経過・76名分 (中位グループ)
ランク | クラブ名 | 平均予想順位 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位 | 9位 | 10位 | 11位 | 12位 | 13位 | 14位 | 15位 | 16位 | 17位 | 18位 | 19位 | 20位 | 21位 | 22位 |
8 | 甲府 | 7.81 | 4 | 3 | 2 | 10 | 6 | 4 | 7 | 5 | 8 | 4 | 4 | 7 | 2 | 7 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
9 | 岡山 | 8.14 | 1 | 5 | 3 | 4 | 7 | 3 | 4 | 9 | 11 | 8 | 5 | 6 | 4 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
10 | 仙台 | 8.45 | 0 | 2 | 7 | 4 | 2 | 8 | 6 | 9 | 8 | 6 | 8 | 5 | 3 | 3 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
11 | 徳島 | 9.86 | 0 | 3 | 1 | 6 | 2 | 5 | 7 | 7 | 7 | 7 | 0 | 10 | 4 | 6 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 3 | 1 |
12 | 水戸 | 10.58 | 0 | 1 | 0 | 1 | 1 | 3 | 8 | 6 | 8 | 8 | 8 | 5 | 10 | 10 | 2 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 |
13 | 東京V | 12.85 | 0 | 1 | 1 | 1 | 2 | 1 | 0 | 2 | 0 | 4 | 10 | 8 | 8 | 12 | 11 | 1 | 2 | 3 | 4 | 0 | 1 | 0 |
14 | 大宮 | 13.41 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 5 | 5 | 11 | 10 | 3 | 8 | 6 | 3 | 0 | 0 | 3 | 4 | 4 |
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順位予想バトル (2022年) ・・・ 受付期間 : 2022年1月7日(金)~2月18日(木) ・順位予想 J1編 (投稿用フォーム) → https://bit.ly/3t4gcW5
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