2022年1月20日(木)の夜の時点 → 76名分の集計結果
22位 : いわてグルージャ盛岡 ・・・ 平均予想順位 : 19.99位
→ 2021年のJ3で2位となって「初のJ2昇格」を果たした岩手の平均予想順位は「19.99位」。J2の22クラブの中で1番下となる。J2初挑戦なので低評価されるのは仕方がないがJ2が22チーム制になった2012年以降で開幕前に22番手評価を受けた全10チームの中でJ3に降格したのは2018年の讃岐、2021年のSC相模原の2チームのみ。「前評判は低かったが辛うじてJ2残留を果たした。」というチームは意外と多い。
FWブレンネルやDF牟田やGK野澤大志ブランドンといった主力のほとんどが残留した上でJ3屈指のCBだったDF甲斐(FC岐阜)とDF戸根(富山)を獲得した。守備的なポジションの補強が中心になった。J3で奮闘したFWブレンネル、MF色摩、MF加々美などがJ2でどこまでやれるのか?がポイントになる。2021年のSC相模原は最終節(=42節)まで残留の可能性を残すなど奮闘したが下馬評を覆すことは出来るか?
21位 : ザスパクサツ群馬 ・・・ 平均予想順位 : 19.42位
→ 久藤監督になってからは21試合で5勝7敗9分け。1試合平均の勝ち点は「1.14」だった。まずまずの成績を残して何とかJ2残留を達成したがエースのFW大前(→京都)などが流出したこともあって前評判は非常に低い。昇格組の岩手との差も「0.57」のみ。「降格候補の1つ」に挙げられる。新加入のFW平松(SC相模原)、MF山根永(水戸)、FW深堀(FC岐阜)などが相当に頑張らないと残留は達成できないだろう。
近年の群馬は、ほぼ毎年、J2所属の時は下位候補に挙げられている。2014年は21番手、2015年は20番手、2016年は21番手、2017年は21番手だった。2017年はJ2で最下位になって初のJ3降格となった。J2復帰後も2020年は19番手、2021年は20番手だった。降格したのは2017年のみとなるがそれ以外のシーズンも予想された順位に近いポジションに収まっている。そろそろ低評価している人たちを見返したい。
20位 : レノファ山口 ・・・ 平均予想順位 : 18.96位
→ こちらも名塚監督になってからは11試合で2勝4敗5分け。1試合平均の勝ち点はちょうど「1.00」となる。劇的に良くなったわけではないが地道に勝ち点を積み上げて何とかJ2残留を果たした。さらに上を目指したいシーズンだったがMF高井(→水戸)やDF川井(→山形)が流出するなど厳しいオフになった。2015年は15位だったことを考えると「2022年の山口は順位を大きく落とすと考える人が多い。」と言える。
岩手や群馬と同様で下馬評を覆して中位あたりに参加したいが戦力がかなりダウンしたことを考えると残留争いに巻き込まれる可能性は高い。FW草野(→FC琉球)なども抜けたのでフォワードも不足しており、得点力不足に苦しむ可能性が高い。18歳のストライカーのFW河野孝など若手の台頭が期待される。元・日本代表で現役時代はファルカンJAPANで主力だった名塚監督にとっては勝負の1年になるだろう。
19位 : 栃木SC ・・・ 平均予想順位 : 17.69位
→ 田坂監督が退任して前・福島の時崎監督を招聘した栃木SCの平均予想順位は17.69位。下から4番目となる19番手評価となる。「残留争いに巻き込まれる。」と考える人が多くなっている。田坂体制のときは激しいサッカーを見せてJ2で存在感を発揮したが守備の要であり、チーム最多の8ゴールを挙げたDF柳育崇(→岡山)が流出したのは痛い。DFカルロス・グティエレス(福岡)など新戦力がどこまで頑張れるか?
課題の攻撃陣は時崎監督の教え子であるFWトカチ(福島)を獲得した。U-15トルコ代表の経験を持っており、J2でも攻撃の中心になれるだけのポテンシャルを秘めている。J3ではコンスタントにゴールやアシストを記録したがJ2でどこまでの数字を残せるのか。2022年の栃木SCの命運を握る選手と言える。新監督の時崎監督は若手をたくさん抜擢するタイプの指導者なのでスタイルも雰囲気も大きく変わるだろう。
18位 : ツエーゲン金沢 ・・・ 平均予想順位 : 17.07位
→ 何とかJ2残留を達成した金沢の平均予想順位は17.07位となる。下から5番目となる18番手評価なので前評判は低い。オフの入れ替えはまずまず激しくてFW瀬沼(→栃木SC)、MF大橋尚(→大宮)、GK後藤雅(→山形)などが退団してFW豊田(栃木SC)、MF松本大(大宮)、DF毛利(湘南)、FW林誠道(山形)などを獲得した。注目が集まるのは何と言っても地元の小松市出身で元・日本代表ストライカーのFW豊田になる。
金沢のような地方クラブの場合は「一般的な知名度がほぼ無い選手」であっても地元出身の選手というだけで地元メディアに大きく取り上げられる。FW豊田のような選手になると地元メディアは大々的に報じるだろう。鳥栖時代のようにフォワードの軸としてプレーし続けるのは難しいが途中出場を中心にピンポイントで活躍できる可能性は高い。ピッチ内外でベテランが活躍するようだと中位に浮上できるかもしれない。
17位 : ブラウブリッツ秋田 ・・・ 平均予想順位 : 16.70位
→ 昇格2年目となる秋田の平均予想順位は16.70位となる。17番手評価なので前評判はあまり宜しくない。2021年は開幕5試合は3勝1敗1分けで勝ち点「10」。好スタートを切ったが4月以降はなかなか勝利をつかめなかった。最後は4連敗でフィニッシュしたことを考えると低評価になるのも仕方がない。上り調子でシーズンを終えたチームへの期待感は増すがその反対となると周囲の評価はかなり厳しくなる。
オフの選手の入れ替えはあまりなかった。話題になるようなネームバリューのある選手の獲得も無かったので同じような顔ぶれで2022年を戦うことになるだろう。16番手評価の熊本の平均予想順位は16.68位なのでほとんど同じ。FC琉球・熊本・秋田・金沢・栃木SC・山口・群馬・岩手あたりが残留争いの中心になる可能性が高い。カウンターとセットプレーだけでは限界があるので攻撃のバリエーションを増やしたい。
16位 :ロアッソ熊本 ・・・ 平均予想順位 : 16.68位
→ 降格3年目でついにJ2復帰を果たした熊本の平均予想順位は16.68位。16番手評価となる。昇格組であることを考えると「まずまず高い評価を受けている。」と言える。名古屋への完全移籍が決まったMFターレスを含めて主力のほとんどは2022年も熊本でプレーする。その上でFC岐阜時代の大木監督の教え子であるDFイヨハ・理・ヘンリー、MF粟飯原、MF三島頌を獲得するなど戦力UPに成功した。
MF杉山直、MF河原創、FW高橋利など若手にはさらなる成長が期待できる。また。FW土信田(駒澤大)などたくさん獲得した大卒ルーキーの何人かは即戦力として1年目から活躍すると思うので相当に若い編成になっている。「J1はもちろん、J2での実績もほとんど or 全くない。」という選手が多くなるがハマったら1桁順位も可能と言える。柏に移籍したDF岩下航の穴をどう埋めるのか?が注目点の1つになる。
15位 : FC琉球 ・・・ 平均予想順位 : 15.65位
→ 新潟とともに開幕ダッシュに成功して序盤戦のJ2の主役になったFC琉球だったが5月以降に失速して最終的には9位だった。「年間を通してハイペースで勝ち点を積み上げるのは相当に難しい。」といえるが平均予想順位は15番手となる15.65位。「2021年と比べると大きく順位を落とす。」と考える人が多くなっている。喜名監督になってからは8試合で3勝1敗4分けとまずまずだったが風間兄弟などが流出した。
残留争いに巻き込まれることも十分に考えられるので「J3に落ちないこと」を最優先に考えないといけないが2021年の開幕前もFC琉球に対する評価は低くて平均予想順位は15.66位だった。今年の平均予想順位も15.65位なのでほぼ同じである。2021年は下馬評を覆して9位。「±の数値(平均予想順位と最終順位の差)」は+6.66位。J2の22クラブの中では最高の数字だった。2年連続でサプライズを起こせるか?
表. J2編の順位予想の途中経過・76名分 (下位グループ)
ランク | クラブ名 | 平均予想順位 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位 | 9位 | 10位 | 11位 | 12位 | 13位 | 14位 | 15位 | 16位 | 17位 | 18位 | 19位 | 20位 | 21位 | 22位 |
15 | 琉球 | 15.65 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 3 | 6 | 6 | 9 | 11 | 10 | 7 | 3 | 2 | 5 | 5 | 4 |
16 | 熊本 | 16.68 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 | 5 | 5 | 4 | 16 | 8 | 9 | 9 | 5 | 5 | 2 |
17 | 秋田 | 16.70 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 3 | 2 | 4 | 4 | 10 | 12 | 12 | 7 | 7 | 4 | 3 |
18 | 金沢 | 17.07 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 4 | 4 | 9 | 10 | 10 | 11 | 10 | 5 | 3 | 5 |
19 | 栃木 | 17.69 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 2 | 4 | 4 | 7 | 10 | 11 | 9 | 10 | 9 | 4 |
20 | 山口 | 18.96 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 1 | 6 | 3 | 9 | 8 | 6 | 12 | 9 | 17 |
21 | 群馬 | 19.42 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 | 1 | 8 | 7 | 15 | 13 | 16 | 10 |
22 | 岩手 | 19.99 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 2 | 2 | 0 | 6 | 11 | 11 | 15 | 24 |
投票 ・【J1:移籍市場】 「今オフの勝ち組」だと思うクラブはどこですか? → 369票
・【J1:移籍市場】 「今オフの負け組」だと思うクラブはどこですか? → 98票
・【J2:移籍市場】 「今オフの勝ち組」だと思うクラブはどこですか? → 505票
・【J2:移籍市場】 「今オフの負け組」だと思うクラブはどこですか? → 97票
・【J3:移籍市場】 「今オフの勝ち組」だと思うクラブはどこですか? → 47票
・【J3:移籍市場】 「今オフの負け組」だと思うクラブはどこですか? → 10票
★ 現在の投票数 → 505票
→ 最大で10チームまで投票することができます。
→ 「コメント」のところは何も書かなくてもOKです。(投票可能です。)
順位予想バトル (2022年) ・・・ 受付期間 : 2022年1月7日(金)~2月18日(木) ・順位予想 J1編 (投稿用フォーム) → https://bit.ly/3t4gcW5
・順位予想 J2編 (投稿用フォーム) → https://bit.ly/3G1POzO
・順位予想 J3編 (投稿用フォーム) → https://bit.ly/3rdqIbh
2022/01/10 【J1】 順位予想バトル 2022年版 受付開始しました。 (現在の参加者:120名)
2022/01/08 【J2】 順位予想バトル 2022年版 受付開始しました。 (現在の参加者:84名)
2022/01/09 【J3】 順位予想バトル 2022年版 受付開始しました。 (現在の参加者:31名)
※ 参加希望の方は上の投稿用フォームを利用してください。
※ 全クラブの順位を予想してください。
※ J1編は第15回、J2編は第14回、J3編は第9回となります。
関連エントリー 2022/01/16 【J1】 2022年の順位予想・まとめ ~ 13:清水、14:磐田、15:鳥栖、16:湘南、17:京都、18:柏
2022/01/19 【J1】 2022年の順位予想・まとめ ~7:FC東京、8:C大阪、9:G大阪、10:札幌、11:福岡、12:広島
2022/01/22 【J1】 2022年の順位予想・まとめ ~1:川崎F、2:浦和、3:横浜FM、4:鹿島、5:神戸、6:名古屋
2022/01/22 全エントリーの一覧 (2018年-2022年)
- 関連記事
-