※ 2022年1月18日(火)の夜の時点での評価。
町田ゼルビア ・・・ A-
→ ランコ・ポポヴィッチ監督になって3年目となる町田は初のJ1昇格のチャンスのシーズンと言える。J1未経験のクラブは依然としてたくさんあるが「次にJ1初昇格を達成するのは岡山か町田のどちらか。」と言える。2021年は5位と躍進したが去就が注目されたMF平戸、MF佐野海、MF太田修など主力のほとんどはチームに残った。その上で各ポジションに即戦力をピンポイントで獲得。戦力アップに成功した。
39試合で10ゴール10アシストと躍動したMF吉尾(→横浜FM)はレンタルバックとなったが致し方なし。引き止めるのは難しかった。ある程度以上の出場時間を得ていた選手で退団したのはMF吉尾のみだった。獲得したのは新卒の選手を除くとFW山口一(松本山雅)、DF翁長(大宮)、DF岡野洵(千葉)、GKポープ・ウィリアム(大分)の4人になる。4人とも能力の高い選手なのでレギュラー候補として大きな期待が集まる。
中でも大きいのはGKポープ・ウィリアムの獲得になる。2021年は大卒4年目のGK福井が正キーパーとして安定したプレーを見せたがGKポープ・ウィリアムは192センチとサイズに恵まれており、岡山時代の2020年はJ2でベストイレブン級の活躍を見せた。年間を通してレギュラーとして活躍したのは岡山時代の1年間のみ。プロ入り後は出番に恵まれずに苦労してきたが高精度のロングキックも高く評価されている。