※ 2022年1月16日(日)夜の時点での評価。
いわてグルージャ盛岡 ・・・ B+
→ 2021年のJ3で2位に滑り込んで初のJ2昇格を果たした岩手はまずまずの補強が出来た。この1年間で評価を大きく高めた選手はたくさんいるので草刈り場になる可能性はあったが主力の流出はほぼ無かったと言える。鹿島からの期限付き移籍だったDF佐々木翔(→千葉)、金沢からの期限付き移籍だったMF西田恵(→宮崎)の引き止めには成功しなかったが保有権を持つ自前の主力はほぼ全員がチームに残った。
ステップアップの移籍もあり得たFWブレンネル、DF牟田、MF中村太、MF加々美、MF色摩、MF増田隼などが残留したのは大きい。その上で期限付き移籍ながら10試合で4ゴールを挙げたMF和田昌を完全移籍で獲得してMF小松駿(FC今治)やMF南拓都(横浜FM)を期限付き移籍で獲得した。完全移籍で獲得したのはMF中村充(山形)、DF甲斐(FC岐阜)、DF戸根(富山)、GK阿部(FC東京)など。戦力アップに成功した。
「補強の目玉」と言えるのはやはりDF甲斐(FC岐阜)とDF戸根(富山)の2人になる。どちらもJ3の中では屈指のCBと評価されており、J3の移籍市場の注目株だった。FC岐阜ならびに富山というJ2経験のあるクラブの守備の要を岩手が引き抜いたのはサプライズだった。ともに評価の高いCBだったのでJ2の上位クラブや中位クラブへの移籍も十分に考えられた。DF牟田、DF甲斐、DF戸根の3バックとなると強力である。