※ 2022年1月13日(木)の夜の時点での評価。
横浜Fマリノス ・・・ A-
→ 2位でACLの出場権を獲得した横浜FMはJ1制覇とACL制覇が大きな目標になるが意外にも選手の入れ替えの激しいオフになった。得点王のFW前田大(→セルティック)の流出はかなり早い段階から噂されていたので想定内の出来事と言えるがMF扇原(→神戸)とDFティーラトン(→ブリーラムU)も流出した。FW前田大を含めて左サイドで起用された選手がたくさん抜けたので左サイドは不安要素に挙げられる。
他にも使い勝手の良かったMF和田拓(→横浜FC)ならびにMF天野純(→蔚山現代FC)もチームを離れた。MF天野純は34試合に出場しているがスタメンは7回のみ。1,123分のプレー時間にとどまった。一方、スタメンはわずか1回のみでありながら36試合で3ゴール9アシストと躍動したMF水沼に対しても京都や湘南が獲得に乗り出した。流出の可能性はあったがチームに残った。これは横浜FMにとっては大きい。
横浜FMも定期的に海外のクラブに移籍する選手が出ているがこれだけ選手層が厚いとプレー時間や起用法に納得いかない選手が何人か出てくるのは仕方がない。ビッグクラブの宿命ともいえるがMF水沼のような選手の方がむしろ異質である。選手層が厚くて結果を出したとしてもなかなかプレー時間が伸びないと選手は不安になる。プレー時間をうまく配分して各選手の不安が小さくなるような起用法が求められる。