■ かつてないほどの積極補強の岡山2022年のJ2でダークホース的な存在に挙げられるのは初のJ1昇格を目指す岡山だろう。MF上門(→C大阪)、MF石毛(→G大阪)、MF白井永(→徳島)、DF井上黎(→京都)が退団したのでマイナス要素はたくさんあるがMF上門とDF井上黎を売却したときに得たお金を元にかつてないほどの積極補強を行った。DFヨルディ・バイス(京都)、DF柳育崇(栃木SC)、FWチアゴ・アウベス(G大阪)、MF河井(清水)などを獲得した。
他にも元U-23韓国代表のFWハン・イグォン(ソウルイーランド)を獲得してMFステファン・ムーク(アデレード・ユナイテッド)の加入もほぼ確実となった。MFパウリーニョ(→松本山雅)も抜けたので中盤がかなり手薄になっている。さらなる補強はあると思うがDFヨルディ・バイスとDF柳育崇のCBコンビは文句なしでJ2最強である。ともに類まれな得点力を持っており、CBの2人が得点力不足解消に大貢献するだろう。
カギを握るのはFWチアゴ・アウベス。清水でも鳥栖でもG大阪でもなかなかチームにフィットできずに苦労したがスペシャルな左足を持っている。新天地の岡山ではG大阪時代と比べると良くも悪くも自由にプレーできると思うので初となるJ2の舞台で爆発する可能性は無きにしも非ずである。FWミッチェル・デュークはある程度の活躍は計算できるので「岡山の成績は彼の出来に大きく左右される。」と言える。