■ 2021年の平均年齢は28.56歳「高齢化対策/世代交代/育成/若返り」というのは近年のC大阪のキーワードになっている。2020年の平均年齢は28.81歳。J1の18クラブの中で最年長だった。2000年生まれのDF瀬古がベストヤングプレーヤー賞を受賞したが一定以上の出場機会を得た若手はDF瀬古のみだった。ロティーナ監督のサッカーは難解なので戦術理解度の部分でベテランと比較して劣る若手がJ1の舞台でチャンスを得るのは難しかった。
賛否両論ありながら監督交代を実施したのは「このままだと、この先、大変なことになる。」という危機感からだと思われるが2021年の平均年齢は28.56歳だった。川崎Fが28.62歳でJ1の20クラブの中で最年長だったがJ1の中では2番目に高かった。平均年齢はそこまで変わらなかったがDF西尾が台頭。FW山田寛やMF喜田陽なども出場機会を得るようになったので23歳以下の選手の総プレー時間は一気に増えた。
8月末に小菊監督が就任するとクルピ体制の時以上に若い選手がチャンスを得るようになったが若返りや世代交代はさらに進める必要がある。39歳のFW大久保が現役を引退して34歳のMF藤田直も古巣の鳥栖への復帰を決断した。29試合で6ゴールのFW大久保は1,410分、31試合で2ゴール4アシストのMF藤田直は1,944分のプレー時間を得ている。主力級のベテランが2人抜けるので自然と世代交代は進むだろう。