■ 低評価を覆して7位と健闘した鳥栖だったが・・・。低評価を覆して7位と健闘した鳥栖だったが一転して苦しいオフになっている。「G大阪への移籍が決定的」と報じられた守備の要のDFエドゥアルドの残留はサプライズであり、サポーターのテンションの上がるニュースだったがたくさんの主力の流出はほぼ確実な状況となった。MF樋口雄は鹿島、FW山下敬はFC東京、FW小屋松は柏、FW酒井宣は名古屋、DF大畑は浦和への移籍がほぼ間違いない状況となった。
中でも痛いのはMF樋口雄とDF大畑の流出になる。ともに鳥栖U-18出身。MF樋口雄は大学を経由して鳥栖に戻ってきて10番を背負っている。今シーズンは37試合で6ゴール6アシストと活躍した。新生・鳥栖の顔の1人だったが名門の鹿島にステップアップすることが決定的となった。高卒2年目のDF大畑は2021年に大きく成長した選手になるがACLの出場権を獲得した浦和へのステップアップを決断したようだ。
契約更新が発表されているのはDFエドゥアルドのみ。2022年に鳥栖でプレーすることが確定しているのはDFエドゥアルドと大卒ルーキーの5人だけ。期限付き移籍のMF中野嘉の完全移籍への切り替えは濃厚となったが「どんな陣容になるのか?」は全く見えてこない状況である。2021年の夏にはMF松岡大とFW林大地が流出したが主力の流出に歯止めがかからない状況になっている。チーム事情は極めて厳しい。