FC岐阜→ 降格して2年目となるFC岐阜は安間監督を招聘。開幕ダッシュには成功したが夏以降は勝ち点が伸び悩んだ。終わってみると12勝11敗5分けで6位。早い段階で昇格争いから脱落した。最初の11試合は7勝3敗1分けと好スタートを切ったが4月中旬に選手3名ならびにその家族2名のコロナ感染が判明。チームが一時的に活動休止になるなどアクシデントの多い1年になった。2年連続でJ2再昇格に失敗したことになる。
3月に規律違反を犯して浦和からの退団を余儀なくされたMF柏木を獲得。これは大きな話題になったが19試合で1ゴール4アシストにとどまった。彼の能力を生かしきれなかった。「ボール支配率」は41.7%でJ3ワースト。「パス数」は14位、「ドリブル数」は15位、「クロス数」は13位、「30mライン進入回数」は15位、「ペナルティエリア進入回数」は13位。攻撃に関するスタッツは軒並みJ3でワースト級だった。
28試合で38得点/35失点だったが「セットプレー」と「FW川西の決定力」と「MF吉濱の左足」くらいしか武器にならなかった。攻撃に関するスタッツのほとんど全てがJ3でワースト級であるにも関わらず、1試合平均の得点数が「1.36」だったのは個人能力の高い選手が多かったからというしかない。攻撃の部分でこれだけ良さを出せない&形を作れないとなると安間監督が1年のみで退任になるのは当然の話である。