松本山雅→ 2020年は13位だったが柴田監督になってからは21試合で9勝4敗8分けと好成績を残したが昨オフは補強も大成功した。ともに2020年のJ2で2桁ゴールを記録したFWルカオとFW山口一の獲得に成功。DF星キョーワァン、MF平川怜、MF田中パウロ淳一、FW鈴木国、DF浜崎など即戦力クラスの選手をたくさん獲得。期限付き移籍中だったMF前貴之やMF佐藤和の完全移籍での獲得にも成功した。
「J2の22クラブの中で最も充実した補強ができたクラブの1つ」に挙げられたが最後まで歯車は噛み合わず。まさかの最下位でJ3降格となった。途中で名波監督を招聘したが監督交代後は23試合で3勝14敗6分けと散々な成績だった。柴田監督のときは19試合で4勝7敗8分けだったので「成績はむしろ悪化した。」と言える。1試合平均の勝ち点は柴田体制のときは「1.05」だったが名波体制ではわずか「0.65」だった。
降格が決まって「名波監督の退任は不可避」と思われたが監督は続投となった。これはサプライズだったが磐田でも最終的には途中交代でチームはJ2降格となった。松本山雅をJ3に落としたままで退くことになれば、今後、Jリーグのクラブを率いるのは難しくなる。監督生命がほぼ潰えてしまうことを考えると「松本山雅の監督の椅子にしがみつこうとする気持ち」は理解できなくもない。2022年は勝負の1年になる。