■ アルベルト監督の退任が正式に発表された。J2は40節が終了した。首位の磐田のJ1復帰が確定して2位の京都も2010年以来のJ1復帰が目前に迫っている。3位の甲府との差は「6」なので「京都が2連敗して甲府が2連勝する。」という結果にならない限りは京都のJ1昇格となる。開幕ダッシュに成功した新潟は2017年以来のJ1復帰を目指したが中盤戦以降に失速してJ1復帰はならなかった。40節を終えた時点では18勝9敗13分けで勝ち点「67」。6位に位置する。
長丁場のJ2のリーグ戦は大詰めを迎えているが就任2年目となる新潟のアルベルト監督の退任が正式に発表された。「FC東京の監督に就任することがほぼ確実になった。」と言われている。FC東京は35節の横浜FM戦(A)で0対8と大敗した直後に長谷川健太監督が辞任をして森下コーチが指揮を執っているが監督交代後の初戦となる36節の徳島戦(H)は0対2で敗れた。森下体制は短期政権で終わる可能性が高まった。
新潟は新たに監督を探す必要があるがアルベルト監督になってチームがいい方向に進んでいたことを考えるとショッキングなニュースである。「開幕ダッシュに成功しながら失速してJ1復帰を逃したこと」に対してアルベルト監督を批判する声が全く無いわけではないがJ2に落ちてからクラブとしての方向性が定まらない中、スペイン流のサッカーを取り入れてJ2屈指の攻撃的なチームを作ったことは高評価に値する。