■ アウェイのオマーン戦 アジア最終予選の6戦目。3勝2敗で勝ち点「9」の日本はアウェイでオマーンと対戦した。初戦で日本に勝利したオマーンはここまで2勝2敗1分けで勝ち点「7」。日本とは「2差」なのでホームで勝てば3位に浮上することが出来る。日本時間の午後9時にキックオフされたベトナム vs サウジアラビアはアウェイのサウジアラビアが勝利した。サウジアラビアは5勝1分けで勝ち点「16」。独走態勢に入りつつある。
日本は「4-1-4-1」。GK権田(清水)。DF山根視(川崎F)、DF吉田(サンプドリア)、DF冨安(アーセナル)、DF長友(FC東京)。MF遠藤航(シュツットガルト)、MF柴崎岳(レガネス)、MF田中碧(デュッセルドルフ)、MF伊東純(ゲンク)、MF南野(リバプール)。FW大迫(神戸)。「4-1-4-1」になってからインサイドハーフで起用されているMF守田は出場停止。チームを離れた。MF柴崎岳が3試合ぶりに先発で起用された。
ベンチスタートになったのはGK川島(ストラスブール)、GK谷(湘南)、DF酒井宏(浦和)、DF谷口彰(川崎F)、DF板倉(シャルケ)、DF中山雄(ズヴォレ)、MF鎌田(フランクフルト)、MF原口(ウニオン・ベルリン)、MF三笘(ロイヤル・ユニオン)、MF浅野拓(VfLボーフム)、MF堂安(PSV)、FW古橋(セルティック)の12名。FW上田(鹿島)、FW前田大(横浜FM)、DF旗手(川崎F)、DF室屋(ハノーファー96)はベンチ外となった。
■ アウェイでのオマーン戦 2位争いならびに3位争いの行方を大きく左右する一戦の前半は静かな展開になった。MF柴崎岳を起用した日本だったがほとんどいい形を作れない。前半19分にFW大迫がかなり距離のある所からロングシュートを放ったが見せ場と言えるシーンはほとんどなかった。勝てば3位浮上となるオマーンもアジア最終予選の初戦で日本にアウェイで勝利したときほどの勢いはなかった。前半は0対0で終了した。
後半開始から日本はMF柴崎岳を下げて初代表となるMF三笘を投入。するとMF三笘の仕掛けからチャンスを作るようになった。後半4分にFW大迫がキーパーともつれてこぼれたボールを拾ったMF南野に大チャンスが訪れたがシュートだったのか?パスだったのか?中途半端なプレーになってしまった。後半19分にはMF三笘、後半30分には途中出場したDF中山雄がミドルシュートを放ったがゴールを奪えない。
スコアレスドローで終わりそうな雰囲気もあったが後半37分に高い位置でDF中山雄がボールを奪うとMF三笘が左サイドからややトリッキーなクロスを入れるとゴール前でフリーになっていたMF伊東純が合わせてようやく日本が先制ゴールを奪った。MF伊東純は2試合連続ゴールとなった。1対0で勝利した日本は3連勝。4勝2敗となった。敗れたオマーンは2勝3敗1分けとなった。その差は「2」から「5」に広がった。
■ ミスが目立ったMF伊東純也だったが・・・。 オマーン×日本よりも1時間早くキックオフされた中国とオーストラリアの試合は1対1の引き分けに終わった。勝ち点「1」にとどまったオーストラリアは3試合勝ちなし。3勝1敗2分けとなった。勝ち点「12」となった日本はついにオーストラリアを上回って2位に浮上した。年内の最終予選はこれですべて終了したがこのタイミングでW杯の出場圏に浮上できたのは当然のように非常に大きい。W杯出場が見えてきた。
残りは4節。1月に2試合(7節・8節)、3月に2試合(9節・10節)を戦うことになる。7節は中国(H)、8節はサウジアラビア(H)、9節はオーストラリア(A)、10節はベトナム(H)となるがB組の中では日本のみ、ホーム戦を4つ残している。ここまでホームが2試合、アウェイが4試合だったのでアウェイ戦が多かったが何とか4勝2敗で乗り切った。次は1月27日の中国戦になるがしっかりと勝ち点「3」を獲得したい試合になる。
ハーフタイムの時点で「1時間早くスタートした中国とオーストラリアの試合が引き分けに終わった。」という情報は入っていたと思うが価値ある決勝ゴールを奪ったのはまたしてもMF伊東純だった。ただ、躍動したベトナム戦とは違ってこの日は低調。ミスが多かった。MF浅野拓との交代の準備が進んでいた中での決勝ゴールとなったが「思い通りにプレーできない中でも結果を残せたこと」は自信になるだろう。
■ 「陰のMVP」と言っても過言ではないDF中山雄太 流れを変えたのはMF三笘だった。ベトナム戦は出番なし。ベンチスタートで最後まで出場機会はなかったがベトナム戦でプレーしていたらもっとオマーンに警戒されただろう。「秘密兵器的な存在の選手は敢えて使わずに温存する。」というのはスポーツの世界ではよくある話である。後半の頭から登場していきなりドリブルで仕掛けてFKをゲットしたが、やはりと言うべきか「明確な違いを生み出せる選手」である。
MF三笘が投入されて雰囲気はガラッと変わったが前半のサッカーは宜しくなかった。ゴールどころか、チャンスが作れそうな雰囲気すらなかった。ベトナム戦で途中出場してまずまずのプレーを見せたMF柴崎岳をスタメンに復帰させたがほとんどプレーに絡めず。前半だけでベンチに下がったのも当然の話である。「MF南野を下げる。」という選択肢もあったが森保監督は「MF柴崎岳を下げる。」という決断を下した。
決勝ゴールは高い位置でボールを奪い返せたのが大きかったがボール奪取に成功したのはDF中山雄だった。後半17分にDF長友に代わって出場したが攻守に効果的なプレーを連発した。MF三笘とMF伊東純の2人が「分かりやすいこの試合のヒーロー」になるが決勝ゴールに絡んだDF中山雄は「陰のMVP」と言っても過言ではない活躍だった。2008年からずっと不動の左SBであるDF長友からポジションを奪えるか?
VIDEO ★ 現在の投票数 → 202票
→ 最大で30個まで選択することができます。
→ 「コメント」のところは何も書かなくてもOKです。(投票可能です。)
サッカーコラム J3 Plus チャンネル(再生数のベスト25) 第01位 Jリーグの人気チャントのランキング (1位-10位) (2020年版) → 再生数:222,419 回 第02位 【Jリーグ】 好きなサッカースタジアム (1位-10位) → 再生数:109,786回 第03位 【Jリーグ】 サポーターの応援が凄いクラブ (1位~10位) → 再生数:92,163回 第04位 【Jリーグ】 サポーターが温かいクラブ (1位~10位) → 再生数:67,404回 第05位 【J2限定】 人気チャントのランキング (1位-10位) → 再生数:56,136回 第06位 【J2限定】 2020年の若手のブレイク候補 (1位~20位) → 再生数:41,645回 第07位 【Jリーグ】 「地域密着に成功している。」と思うクラブ (1位-10位) → 再生数:33,661回 第08位 Jリーグの人気チャントのランキング (11位-20位) (2020年版) → 再生数:28,348回 第09位 【J2】 2020年の順位予想をしてみた。 (上位グループ編) → 再生数:24,908回 第10位 【サッカーファンが選ぶ】 「J2で面白いサッカーをしている。」と思うクラブ (1位-10位) → 再生数:21,073回 第11位 【Jリーグ】 試合中の雰囲気のいいスタジアム (トップ10) → 再生数:20,800回 第12位 【Jリーグ】 補強が上手なクラブ (1位-10位) → 再生数:20,519回 第13位 【Jリーグ】 今夏の移籍市場で動向が気になるフォワード (1位-10位) → 再生数:19,758回 第14位 【Jリーグ】 「クラブ名がかっこいい。」と思うクラブ (1位-10位) → 再生数:19,060回 第15位 【Jリーグ】 新外国人選手の発掘が上手なクラブ (1位-10位) → 再生数:18,404回 第16位 【J3】 2020年の順位予想をしてみた。 (開幕直前!!!) → 再生数:18,061回 第17位 【Jリーグ】 今夏の移籍市場で動向が気になるボランチ (1位-10位) → 再生数:17,556回 第18位 【Jリーグ】 46クラブのサポーター なんでもベスト10 (第1弾) → 再生数:16,774回 第19位 【Jリーグ】 「コロナ禍」がプラスになりそうなクラブ (1位-10位) → 再生数:16,645回 第20位 【J2】 2020年の順位予想をしてみた。 (下位グループ編) → 再生数:14,657回 第21位 【Jリーグの56クラブの中で・・・。】 「フロントが優秀だ。」と思うクラブ (1位-10位) → 再生数:13,610回 第22位 【Jリーグ】 今夏の移籍市場で動向が気になるキーパー (1位-10位) → 再生数:13,103回 第23位 【Jリーグ】 応援が面白いクラブ (1位~10位) → 再生数:12,960回 第24位 【Jリーグ】 「コロナ禍」によるダメージが大きそうなクラブ (1位-10位) → 再生数:12,593回 第25位 【J1】 2020年の順位予想をしてみた。 (下位グループ編) → 再生数:12,009回 第26位 【Jリーグ】 好きなJ1のクラブはどこですか? (1位-10位) → 再生数:11,866回 第27位 【J1限定】 ホームで強いチーム (1位-10位) → 再生数:11,427回 第28位 【Jリーグ】 若手育成力の高いクラブ (1位-10位) → 再生数:11,052回 第29位 【Jリーグ】 「ユニフォームがかっこいい。」と思うクラブ (1位-10位) → 再生数:10,769回 第30位 【Jリーグ】 今夏の移籍市場で動向が気になる右SB/WB (1位-10位) → 再生数:10,727回
関連記事