■ U23アジアカップの予選U23アジアカップ2022の予選の第3節。初戦となる2節のカンボジア戦で4対0と大勝したU-22日本代表が福島県双葉郡にあるJヴィレッジスタジアムでU-22香港代表と対戦した。香港は1節でカンボジアと対戦したが2対4で敗れている。日本は引き分け以上で本大会出場を決めることが出来る。相手の5番のMF陳晋一と13番のMF市川聡悟はともに母親が日本人となる。MF陳晋一は16歳でA代表デビューを飾った。
日本は「4-1-4-1」。GK小畑(仙台)。DF半田(山形)、馬場晴(東京V)、佐古(藤枝MYFC)、畑大雅(湘南)。MF藤田譲瑠チマ(徳島)、松岡大(清水)、郷家(神戸)、中村仁(G大阪ユース)、鈴木唯(清水)。FW藤尾(水戸)。中1日ということもあってスタメンは総入れ替えとなった。MF郷家は1999年生まれなので東京世代になるが今回のメンバーに選ばれている。FW藤尾はJ2の水戸で16試合で6ゴールを挙げている。
ベンチスタートになったのはGK杉本光(立正大)、GK佐々木(柏)、DF山原(筑波大)、DFチェイス・アンリ(尚志高)、DF角田(筑波大)、DF加藤聖(長崎)、MF松井蓮(法政大)、MF松木玖(青森山田高)、MF田中聡(湘南)、MF甲田(名古屋U18)、MF佐藤恵(明治大)、FW細谷(柏)の12名。キーパーのGK杉本光のみ、2試合連続ベンチスタートとなった。MF松木玖、MF甲田、FW細谷は初戦でゴールを決めている。
■ 2連勝の日本は本戦出場が決定!元・東京Vの冨樫剛一監督が率いる日本は立ち上がりから試合を優位に進めた。前半14分にMF鈴木唯のパスから左サイドの裏を取った湘南のDF畑大雅がクロスを入れると180センチのFW藤尾が頭で合わせて先制に成功する。前半28分にMF藤田譲瑠チマがミドルシュートを放ったが決められず。前半45分にはMF鈴木唯がゴール前の絶好の位置からFKでゴールを狙ったが相手キーパーが好セーブを見せた。
1対0で迎えた後半開始から日本は右SHのMF中村仁(G大阪ユース)を下げて明治大のMF佐藤恵を投入する。攻撃陣のテコ入れを図ると後半4分にセットプレーの流れから左サイドでボールを受けた193センチの大型CBのDF佐古が得意の左足でゴール前にクロスを入れるとまたしてもFW藤尾が頭で合わせて追加点を奪った。今年の6月にC大阪から水戸に育成型期限付き移籍したFW藤尾は2ゴールの活躍だった。
さらに後半18分には途中出場したMF佐藤恵のパスを受けたMF郷家がエリア内からシュートを決めて3点目を奪った。後半40分には途中出場したMF松木玖(青森山田高)のいい守備から高い位置でボールを奪うと同じく途中出場したFW細谷がキーパーとの1対1を落ち着いて決めて4点目を奪った。柏のFW細谷は2試合連続ゴールとなった。初戦に続いて4対0で大勝した日本は2連勝。危なげなく本大会出場を決めた。
■ FW藤尾翔太が2ゴールの活躍!5バックで守る香港は90分を通して集中して守ったがサイド攻撃を主体にゴール前のチャンスをたくさん作った日本が4対0で大勝した。前半に1ゴール、後半に3ゴールを奪ったがどんなチームと対戦するときでも先制ゴールは大事である。前半14分にFW藤尾のゴールが決まって日本は楽に試合を進めることが出来た。アシストをしたのは湘南のDF畑大雅だったが自身の持ち味であるスピードを存分に発揮した。
2点目のゴールも決めたFW藤尾はCFとして十分すぎるほどの仕事をした。C大阪では出番に恵まれなかったがポストプレーも出来て運動量も多くて身体能力も高い万能型のフォワードである。前線からの守備でもチームに大きな貢献ができる。水戸で完全に定位置を確保しているわけではないが765分のプレー時間で6ゴールを挙げているのでハイペースでゴールを積み上げている。いいアピールが出来たと言える。
2戦連発となったFW細谷も今回の2連戦で大きなアピールが出来た選手と言える。こちらは柏でコンスタントに出場機会を得てJ1で3ゴールを奪っているがここ1年ほどで大きく成長したと言える。「代表に召集されて国際試合を戦うのは今回が初めて」だったが「動き出しの良さ」が目立った。パリ世代はFW櫻川ソロモン(千葉)を筆頭にFW唐山(愛媛FC)やFW若月(FCシオン)などCFの人材が豊富。アピールし続けたい。
■ 人材が豊富な中盤。主力になるのは?中盤はアンカーの位置にMF藤田譲瑠チマを置いてその前にMF松岡大とMF郷家を並べる形になった。初戦も同じシステムだったが2.5列目のポジションも人材は豊富である。MF松木玖(青森山田高)、MF田中聡(湘南)、MF松岡大(清水)以外にもMF山本理(東京V)、MF武田英(FC琉球)、MF本田風(鳥栖)、MF谷内田(京都)、MF松本凪(栃木SC)、MF三戸(新潟)、MF土肥(広島)などがいる。誰が中心になるのか?は興味深い。
この日はMF郷家とMF松岡大を2.5列目の位置でプレーしたが「攻撃に変化を加えることが出来る選手」がこの日の日本は不足していた。前半のメンバーの中でアイディアを出して相手を困らせることができる選手は高校3年生のMF中村仁くらい。楔のパスが出てきたり、中央をパスワークで崩すシーンはほとんどなかった。MF郷家は3点目のゴールを決めたが消えている時間は長くて持ち味を出せたとは言い難い。
守備陣はこの日も無失点だったが2点目のゴールをアシストした藤枝MYFCのDF佐古がアピールに成功した。193センチの高さが生きる場面はあまりなかったが持ち味の1つである左足のキックでFW藤尾のゴールをお膳立てした。DF冨安を筆頭にCBの人材が過去最高レベルで豊富だった東京世代と比べるとパリ世代はCBの人材が不足している。DF佐古(とDFチェイス・アンリ)の2人にかかる期待は相当に大きい。
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