■ U23アジアカップの予選 U23アジアカップウズベキスタン2022の予選がスタートした。日本の入ったK組は全てJヴィレッジスタジアムでの開催となる。1節のカンボジアと香港の試合は4対2でカンボジアが勝利した。2節は日本 vs カンボジア、3節は日本 vs 香港となる。3カ国の中で1位になったチームは本大会に出場することが出来る。各組で2位になったチームのうち、成績上位の4チームも本大会への出場権を獲得することが出来る。
日本は「4-1-4-1」。GK佐々木(柏)。DF山原(筑波大)、チェイス・アンリ(尚志高)、角田(筑波大)、加藤聖(長崎)。MF松井蓮(法政大)、松木玖(青森山田高)、田中聡(湘南)、MF甲田(名古屋U18)、MF佐藤恵(明治大)。FW細谷(柏)。基本は2001年1月1日以降に生まれた選手になるがMF松井蓮など計4名は東京世代の選手になる。DF山原は清水、MF角田は横浜FM、MF松木玖はFC東京への加入が内定している。
ベンチスタートになったのはGK小畑(仙台)、GK杉本光(立正大)、DF畑大雅(湘南)、DF半田(山形)、DF馬場晴(東京V)、DF佐古(藤枝MYFC)、MF松岡大(清水)、MF藤田譲瑠チマ(徳島)、MF鈴木唯(清水)、MF中村仁(G大阪ユース)、MF郷家(神戸)、FW藤尾(水戸)の12名。MF中村仁はG大阪のトップチームへの昇格が内定している。DFチェイス・アンリ、MF松木玖、MF中村仁、MF甲田の4人は高校3年生となる。
■ 前半に2ゴール、後半に2ゴール 選手時代は帝京高で活躍した日本人の廣瀬龍監督が率いるカンボジアが健闘した。カンボジアは初戦で香港に勝利しているので「勝てば首位通過」となるが序盤からアグレッシブなサッカーを見せた。日本は最初の数分は押され気味の展開になった。しかしながら、前半10分にCKを獲得すると長崎のDF加藤聖がファーサイドに蹴ったボールを青森山田高のMF松木玖が頭で合わせて日本が先制に成功する。
早い時間帯に先制ゴールを奪った日本だったがその後はなかなかチャンスを作れず。攻めあぐねる展開になった。1対0でハーフタイムに突入しそうな流れだったが前半45分に名古屋U18のMF甲田が右サイドから仕掛けると最後は利き足ではない左足で決めて追加点を奪った。2対0で迎えた後半7分には明治大のMF佐藤恵の鋭いパスを受けた柏のFW細谷がスムーズな動きからシュートを決めて3点目を奪った。
さらに後半28分にはG大阪ユースのテクニシャンのMF中村仁が右サイドの得意のエリアから左足で巻いたシュートを決めて4点目を奪った。終わってみると今回のメンバーの中では一番下の学年となる高校生の3人(MF松木玖、MF甲田、MF中村仁)がゴールを奪う活躍を見せた日本が4対0で勝利。白星スタートを切った。次は中1日で10月28日(木)に香港と対戦する。引き分け以上で日本の首位通過が確定する。
■ 先制ゴールを決めたのはMF松木玖生 カンボジアというとMF本田圭が代表チームのGMを務めている。今回の代表チームを指揮しているのも日本人の廣瀬龍監督なので「日本の情報は筒抜け」だったが苦しみながらもしっかりと4ゴールを奪った。早い時間帯に先制ゴールを奪うことが出来たのはやはり大きかった。長崎で出場機会を得ているDF加藤聖が今回は主にキッカーを任されたが精度の高い左足からたくさんのシュートチャンスを作った。
先制ゴールを決めたMF松木玖は相変わらず勝負強い。先日、FC東京への加入が内定したが「ファーサイドで待っていたMF松木玖がゴールを決める。」というシーンは高校での3年間で何度も観た。「運動量の多さ」と「負けん気の強さ」と「左足のキック」が大きな武器になるが中盤の選手でありながらパワーがあって180センチとサイズにも恵まれている。日本には少ないタイプのアタッカーであることは間違いない。
2点目を挙げたのも高校3年生のMF甲田だったが右サイドで躍動した。彼は名古屋のトップチームへの昇格が内定しているが高速ドリブルは一見の価値がある。キレ味鋭いドリブルにカンボジアの選手は対応できなかった。4点目を挙げたのも高校3年生のMF中村仁だったがパリ世代の中では下の方の学年になる彼らが頑張るようだと上の世代の選手にはいい刺激になる。「下の世代からの突き上げ」は大事である。
■ 大きな期待が集まるDFチェイス・アンリ 3点目を挙げたのはJ1でもコンスタントに出場機会を得ているFW細谷だったが見事な抜け出しからのゴールだった。前半はほとんどいいプレーを見せられなかったがようやく巡って来たチャンスを生かした。アシストしたのは明治大のMF佐藤恵だったが彼は大学2年生となる。MF三笘やMF旗手のように大学在学中から五輪代表に召集される選手は、毎度、何人か出てくる。大学生にも門戸は開かれている。
守備陣の見せ場は少ない試合になったが尚志高の3年生のDFチェイス・アンリは187センチの高さを生かした空中戦で目立った。ヘアスタイルも特徴的でとにかくピッチ上では目立つ。身体能力も非常に高い選手なので大きな期待が集まっているが順調に成長していくことが期待される。DF冨安を筆頭にCBの逸材がたくさんいた東京世代と比較するとパリ世代はCBの人材が不足しているので彼にかかる期待は大きい。
SBは右が筑波大のDF山原、左がDF加藤聖となった。J1の清水に加入するDF山原は1999年生まれなのでパリ世代の選手ではないが今回のメンバーに選ばれた。パリ世代の右SBというとDF半田(山形)とDF畑大雅(湘南)がいるがスタメンのDF山原はまずまずのプレーを見せた。左SBのDF加藤聖は2001年生まれなのでパリ世代となるが、先のとおり、精度の高い左足のキックで何度もシュートチャンスを作った。
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