■ 「2強の独走」→「3強の争い」へ・・・。J2はいよいよ残り7試合となった。大詰めを迎えているが一時は「磐田と京都でほぼ確定」と言われていた昇格争いが突如として面白くなってきた。33節を終えた時点では首位の磐田が勝ち点「72」、2位の京都が勝ち点「70」であるのに対して、3位の長崎は勝ち点「61」、4位の新潟と5位の甲府は勝ち点「55」。2位と3位の差は「9」と大きく広がっていたが磐田と京都はともにここ2試合はドロー。足踏みした。
差を縮めるチャンスを生かしたのは甲府だった。ここに来て4連勝。首位の磐田との差は「8」、2位の京都との差は「6」まで接近した。先の35節は「3位の甲府と4位の長崎の直接対決」だったが2対1で甲府が勝利した。長崎も8試合負けなし中だったのでタフな相手だったが競り勝った甲府が昇格争いに生き残った。得失点差は磐田が「+27」、京都が「+25」、甲府が「+23」なので、上位3チームの差はわずかである。
終盤までもつれて得失点差の勝負になった場合、甲府が磐田 or 京都を上回るのは間違いない。35節を終えた時点では首位の磐田が勝ち点「74」、2位の京都が勝ち点「72」、3位の甲府が勝ち点「66」、4位の長崎は勝ち点「62」、5位の新潟と6位の山形は勝ち点「61」となる。2位の京都と4位の長崎の差は「10」。残り7試合ということを考えると「長崎・新潟・山形が2位以内に入るのは難しい。」と言える。