■ 全日程の約69.0%を消化J2は29節が終了した。全日程の約69.0%を消化したことになるが首位の磐田と2位の京都の2チームが抜け出した。2位の京都と3位の新潟の差は「10」と大きく広がったので『このまま磐田と京都が自動昇格を決める可能性はかなり高い。』と言える。3位の新潟、4位の町田、5位の甲府、6位のFC琉球、7位の長崎は同じ勝ち点「51」なので『この先、磐田や京都との差を縮めるチームが出てくるのか?』は注目点になる。
磐田は2019年以来、京都は実に2010年以来のJ1復帰が見えてきたがこうなるとサッカーファンの興味の対象は昇格争いからオフの移籍市場に移ってくる。磐田と京都の選手はこのままチームごとJ1に昇格する可能性が高いので「個人昇格候補」の対象からは外れるがそれ以外の20クラブの選手限定で「オフにJ1のクラブに個人昇格しそうな選手」を考えてみると当然のことながらたくさんの名前を挙げることが出来る。
言うまでもなく、昨今のJ1は「J2で活躍してJ1への個人昇格を果たした選手の活躍」が目立つ。今夏にセルティックに移籍した元・神戸のFW古橋はJ2時代のFC岐阜で活躍して日本代表に召集された。MF江坂(浦和)、MF坂元(C大阪)、MF三竿健(鹿島)、MF小泉佳(浦和)、MF明本(浦和)、DF菊池流(神戸)、FW加藤陸(C大阪)などもJ2で経験を積んでJ1のクラブに引き抜かれてJ1の舞台でも活躍している選手になる。
■ 人気を集めやすいのは打開力のある選手Jリーグに限らず、攻撃的なポジションの選手は移籍市場で人気を集めやすいがドリブルを駆使して独力で仕掛けることが出来る選手の価値は特に高い。具体的に名前を挙げるとMF本間至(新潟)、MF中原輝(山形)、MF松崎快(水戸)、MF柴山(大宮)など。1人で局面を打開できる選手はどのチームも喉から手が出るほど欲しがっている。特に昨今は「打開力のある左利きのアタッカー」に注目や人気が集まりやすい。
MF中原輝、MF松崎快、MF柴山の3人はいずれも左利きのアタッカーになる。MF柴山はどちらかというと左サイドでプレーする機会が多いがMF中原輝やMF松崎快は右サイドが主戦場になる。山形のMF中原輝は28試合で4ゴール7アシスト、水戸のMF松崎快は28試合で5ゴール3アシストと結果も残している。移籍金が高額になると予想されるMF本間至よりも価格はリーズナブルなのでより人気を集める可能性は高い。
19歳のMF柴山は24試合に出場して1ゴール2アシストを記録しているがそのうちの22試合は途中出場になる。切り札的な存在になっているがドリブルでの打開力はJ2屈指である。高校3年生のMF阿野(東京V)、高卒1年目のMF橋本陸(東京V)も「有望な左利きのアタッカー」として注目を集めているがMF柴山やMF阿野やMF橋本陸のような将来性の高いドリブラーに注目しているクラブは国内外に沢山あると考えられる。
MF本間至以外の右利きのアタッカーで評価が高い選手というとMF平戸(町田)、MF上門(岡山)、MF見木友(千葉)、MF黒川(大宮)、MF池上(山口)、MF山下諒(東京V)あたり。MF平戸とMF池上は右足のキックの精度が高い。MF上門は得点力とシュート力が大きな武器になっており、MF黒川は運動量が豊富でアイディアも持っている。MF山下諒は突出したスピードが武器となる。絶対的な武器を持った選手も人気者になる。
■ フォワードで動向が注目されるのは・・・。大卒2年目のMF見木友は大飛躍のシーズンになった。もともと運動量が豊富で献身的なプレーが出来る選手だったが今年は29試合で8ゴール5アシストと結果も残している。彼のようなダイナモ的な選手が結果も出せるようになると一気にその価値は急上昇する。また、J2屈指のドリブラーであるMF泉澤(甲府)も26試合で10ゴール4アシストと大活躍している。評価が下がった時期もあったが復活を果たした。
J2の得点王争いはFWルキアン(磐田)とFWピーター・ウタカ(京都)が中心になっている。エースとして昇格を目指すチームを引っ張っているがフォワードの選手で大きな注目が集まるのはFW谷口海(新潟)だろう。2020年はJ3で得点王に輝いたが今シーズンはJ2で29試合で11ゴールを挙げている。序盤戦は控えだったが結果を残して定位置を確保した。強烈な右足のシュートを武器にJ2でもゴール量産している。
これだけの結果を残している選手なので新潟がJ1復帰を逃した場合、引き止めるのはかなり難しいと思われる。J2で分かりやすい結果を残した中堅世代の点取り屋にオファーが殺到するのは当たり前の話である。一方、FW小池純(東京V)も28試合で13ゴールを挙げているが26歳になったばかりのFW谷口海に対してFW小池純は34歳。大ベテランの域に入っている。当然、年齢面がネックになるので大人気にはなりにくい。
外国人では横浜FMでも活躍したFWエジガル・ジュニオ(長崎)はJ2でも2桁ゴールをクリアした。J1のクラブでもエースストライカーとして活躍できる可能性は高いので「エース待遇での引き抜き」を画策するクラブは出てくると思われる。2020年にJ2で14ゴールを挙げたFWヴィニシウス・アラウージョ(山形)、9ゴールを挙げているFW中山仁(水戸)とFW藤本佳(愛媛FC)もオフの動向が大いに注目される選手になる。
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