■ 第2登録期間(ウインドー)今年のJリーグの第2登録期間(ウインドー)は「2021年7月16日(金)~8月13日(金)」と設定されている。ACL組を除くとJ1は中断期間に突入しているので「新戦力のデビューは東京五輪後」というチームが多くなるがいくつかのクラブが積極的な動きを見せている。夏の移籍市場の主役になっているのは浦和になる。日本代表のDF酒井宏、J1屈指のアタッカーであるMF江坂の獲得に成功。夏に超・大型補強を敢行した。
他にもデンマーク出身のCBのDFアレクサンダー・ショルツの獲得も決定している。札幌への移籍話が浮上したFW興梠は残留濃厚。ここ数年は出場機会が減っていたMF武藤雄は柏に完全移籍となったがとにかく話題満載である。青森山田高出身で高卒1年目のDF藤原優の期限付き移籍(→SC相模原)も決まったが「更なる上」を目指してチーム改革に取り組んでいる。結果も出始めているのでいい流れになっている。
逆に心配になるのは柏である。ここ3試合は2勝1敗。一時と比べると良くなってきたがチームの顔だったMF江坂の流出が決定した。夏の移籍市場でチームの顔だった選手が他のJリーグのクラブに移籍をすることは極めて珍しい。特に総合力などの差がそこまで大きくない柏⇔浦和間の移籍なので衝撃度は大きい。残留争いに巻き込まれている中、MF江坂の穴をどう埋めるのか?は大きな注目点になる。
すでに触れたとおりでMF武藤雄の獲得が決まったが「32歳という年齢」、「ここ数年のパフォーマンス」、「選手として下り坂に入っていること」、「推定年俸が5,400万円と高額である点」などネガティブな要素は多いので彼の獲得に否定的な考えを持つ柏のサポーターは多い。MF江坂とMF武藤雄はトレードのような形になったが「win-winの移籍」とは言い難い。MF江坂の穴を埋めるのは簡単な作業ではない。
■ 外国人をたくさん獲得する横浜FCだが・・・。2勝15敗5分けで20位の横浜FCも積極的な動きを見せている。U-24ドイツ代表として東京五輪にも参加するGKスベンド・ブローダーセンの獲得が決定して大型ボランチのMFアルトゥール・シルバ(FC東京)も期限付き移籍で加入したがさらにストライカーのFWサウロ・ミネイロとFWサウロ・ミネイロの加入も噂されており、181センチのCBのDFガブリエルについても「クラブ間合意に達した。」と報道されている。
報道通りであれば夏に5人もの外国人選手を獲得することになるがこれは異例である。DFヨン・ア・ピンはほとんど試合に絡めていないがFWクレーベとMFマギーニョは一定以上の出場時間を得ている。外国人フォワードを新たに2人獲得するのであれば「FWクレーベは退団濃厚」と考えられる。ここまで19試合で3ゴール。初のJ1の舞台でなかなか結果を出せていないがJ2で実績のある選手である。動向が注目される。
「何としてでもJ2降格は回避したい。」という強い思いを感じる補強になっているが現状は相当に苦しい。借金が「13」まで膨らんでいることを考えると「来シーズン以降にマイナスの影響が及ぶのでは?」と心配になるほど果敢な動きを見せている。J1残留に賭ける強い思いは伝わってくるがギャンブル性の高い動きであることを否定するのは難しい。「本当に財政面は大丈夫なのか?」と心配になってくる。
■ 海外移籍を選択した選手がたくさん今夏も海外移籍を果たす選手はたくさん出てきたがMF田中碧とMF川辺の移籍が決定済み。MF三笘の移籍もほぼ確実となった。J2の選手ではDF伊藤洋の海外移籍も決まったがMF田中碧とMF三笘が抜ける川崎Fがどういう動きを見せるのか?は注目点になる。ACLでMF橘田が大きな存在感を発揮するなど「補強が無くても控え選手が穴を埋めるのでは?」という気もするが2人の穴は当然のことながら大きい。
五輪代表のMF三笘に関しては「300万ユーロの移籍金を得る。」と言われている。フル代表経験のない日本人としては異例の金額になるがこれだけの額があればJリーグでプレーする有力選手を2人くらいは余裕で獲得できる。もちろん、新型コロナの影響でクラブの経営は川崎Fも苦しいので移籍金の全てを補強に費やすわけではないと思うが「夏の移籍市場でどんな選手を狙うのか?」は大きな注目点になる。
MF川辺の移籍も決まったが川崎Fとは違って広島は「MF川辺の穴を埋める補強を行わないとやり繰りは難しくなる。」と言える。もともと広島はボランチの層が薄かったがMF川辺が抜けるとチームバランスならびに年齢バランスは大きく崩れる。こちらも移籍金は150万ドルと言われているのでかなりの額である。前半戦の広島はかなり不安定だったので早急に即戦力のボランチを獲得しないと大変なことになる。
川崎Fと広島(と磐田)が海外移籍した選手の穴を埋める補強を行うのは間違いないが新型コロナの影響で海外から選手を獲得するのはかなり難しい状況である。となるとターゲットは国内でプレーする選手になる。広島はJ2の水戸からCBのDF住吉ジェラニレショーンを獲得したが、川崎Fや広島が他クラブの主力級のボランチを獲得した場合、玉突き移籍が発生して「ボランチの大移動」が起こっても不思議はない。
2016/07/01 【五輪代表】 4年後に迫った東京五輪の日本代表メンバー18名を予想してみた。
・【パリ五輪】3年後の本大会のメンバーに選ばれると思う選手は?(GK/DF)
・【パリ五輪】3年後の本大会のメンバーに選ばれると思う選手は?(MF/FW)
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